妊娠週数の数え方|計算/予定日/何か月・最終月経からの数え方

雑学

妊娠週数とは?

妊娠週数の数え方|計算/予定日/何か月・最終月経からの数え方

そもそも「妊娠週数」とは、妊娠の経過をわかりやすくするためのもので、カレンダーの暦(こよみ)の週数とはまったく違うものです。「妊娠週数」は、妊娠の成立したときから数え始めて、出産までの期間を「7日間で1週」として区切って計算していくものです。これを「妊娠周期」とも呼びます。

一般的な基準としては、妊娠期間は満280日で、「妊娠週数」は40週とします。これは、世界保健機関(WHO)が「受精から出産に至った日数」につて調査した結果、妊娠期間の平均が280日(15日ほど前後する場合もある)であったため、「妊娠の正常持続日数は280日で、28日間が1か月、7日間が1週と定めた」ために、それを基準に妊娠から出産までを計算します。

妊娠週数の数え方は?

妊娠週数の数え方|計算/予定日/何か月・最終月経からの数え方

「妊娠週数」は、具体的にどのような数え方で計算するのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

まず「妊娠週数」の数え方は、妊娠の成立した日、つまり精子が卵子に着床してから数え始める、と考えている人が多いようですが、実際の数え方は、最後に生理が来た初日、つまり、最終月経開始日から数え始めます。

計算

数え方として、最終月経開始日を妊娠初日として考え、「妊娠週数」を計算します。最終月経開始日を「妊娠0日目」として考え、妊娠0日~6日目までが「妊娠0週」、妊娠7日~13日までが「妊娠1週」という数え方になります。

数え方として、「妊娠日数」と「妊娠週数」は、「満」で計算するため、1日ではなく、0日から起算(起算日・期間を計算する第1日目)します。つまり、1日が最終月経開始日(起算日)だった場合、7日までが妊娠0週、8日からが妊娠1週となります。 この数え方の場合、妊娠検査薬で陽性反応が出るころには、すでに妊娠1か月になっています。

自動計算

「妊娠週数」の数え方がよくわからない、という人のために、最終月経開始日と現在の日付を入力すると、「妊娠週数」を自動計算してくれるサイトやアプリなどもあります。「妊娠週数」の数え方に不安がある人は、試してみるといいでしょう。

wd

wd(WD)とは、w=week=週、d=day=日という意味です。○w○dとは、○週○日、ということです。最終月経開始日を0w0d(0週0日)と計算し、出産予定日は40w0d(40週0日)になります。

予定日

出産予定日も、週数の数え方で計算されます。数え方として、最終月経開始日から40週0日目が出産予定日になると定められています。ただし、これは生理周期が28日間である、ということを前提として計算されています。

ですから、生理周期が違う場合には、出産予定日にも、誤差が生じてきます。同じように、最終月経開始日があいまいな場合についても誤差が生じます。ですので、「妊娠週数」と出産予定日については、あくまで目安と思ってください。 出産予定日の数え方は、妊娠40週0日ですが、暦の週数とは異なるため、出産予定日を計算する方法があります。それは、最終月経があった月から3を引く(1・2・3の場合は9を足す)と出産予定月、最終月経があった日に7を足すと出産予定日として計算します。

不妊治療

近年は晩婚化が進んでいることから、妊娠を望んでから1年を過ぎても妊娠の兆候が見られない場合には、不妊検査を受けることが推奨されています。検査の結果、不妊治療が必要だと判断されたり、早い段階での治療を望む場合には、不妊治療が開始されることになります。

不妊は、原因が女性にあると思われがちですが、世界保健機関(WHO)研究結果によると、不妊症に原因が女性のみにある場合は41パーセント、男性のみの場合は24パーセント、男女ともにある場合は24パーセント、原因不明が11パーセントと、原因の約半数は、男性に原因があるものとされています。
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