【場所別】アスベストの見分け方・レベル|ロックウール

雑学

アスベストって実際どんなもの?

【場所別】アスベストの見分け方・レベル|ロックウール

アスベストとは日本語で「石綿(いしわた)」と言われる、いわゆる天然鉱石です。かつては、その耐熱性・耐久性・耐薬品性・電気絶縁性などという特性によって、電気製品や家庭用品、自動車、特に建設資材に使用され「奇跡の鉱物」と言われていました。

しかし、アスベストが繊維状に変形した天然鉱石であることと、1本あたり髪の毛の約5000/1という直径ゆえに目に見えず空中に飛散すること、それを大量に吸い続けることで長期に渡って肺に潜伏し続け、いずれは肺がんや中皮腫を誘発する発がん性物質であることが指摘されるようになりました。 かつて「奇跡の鉱物」と言われていたものも「静かな時限爆弾」と言われる程にその最悪性の頭角が判明し出しました。しかも、中皮腫においては35年前後という長い潜伏期間を経て発病すいることが多いため、仕事で携わっていたからといってその後の予防法がありません。

アスベストは人体にどんな害があるの?

【場所別】アスベストの見分け方・レベル|ロックウール

アスベストによる健康被害は何年どころか何十年後に現れるという長い潜伏期間が特徴です。アスベストを含んだ建築資材などが廃止されるまでの間に、仕事を通してアスベストを取り扱っていた人や、アスベストを含資材を取り扱っていた人は、取扱い・作業法にもよりますが、定期健診をしっかり受けることが大切です。

WHOの報告では、アスベストの繊維は「じん肺(肺線維症)」「悪性中皮腫」の原因になるとされ、その後肺がんになる可能性が非常に高いと推測されます。 このアスベスト問題が露呈してからは、雇用労災保険にもアスベスト被害のための追加徴収されるようになるくらい、今後アスベスト被害者は増加の一途を辿って行くとされています。 アスベストを吸い込んだ可能性のある職業の方、そういった職業に就いていた方で「呼吸困難」「咳・胸痛」などの症状があり心配な方は、最寄りの労災病院などの専門医療機関で相談しましょう。

場所別:アスベストの見分け方

【場所別】アスベストの見分け方・レベル|ロックウール

アスベストの見分け方と言っても、最初に紹介したとおりアスベストの繊維は髪の毛の5000/1程度です。目で見て見分けれるレベルではありません。見分けるには、「アスベストを使われているかもしれない」「年代的にアスベストが含有しているかもしれない」など「かもしれない」から判断して見分けていくしかありません。

その手助けとして、どんな所にどんな風にアスベストが使われていたのかを知ることが大切です。また、アスベストの画像などで似ている状況写真を探すのもひとつの手です。 ただ、もしかして自分の家の一部にアスベストが使われている「かもしれない」と、写真で見分けて確信度が高まっても恐れる必要はありません。アスベストは粉塵にならなければ飛沫しませんし、日常生活で少々飛散していたとしても、大量に連続して摂取していなければ健康被害には至りません。

天井にアスベストが使われているかどうかの見分け方と危険レベル

工場や駐車場などの天井の鉄骨や配管の保護に「飛散性アスベスト(吹付石綿)」を使用することが禁止されたのは1970年代です。天井にグレーでザラザラもこもこしたものが吹付けられている場合は、何年に工事されたもの確認することがアスベスト見分け方の一つです。

また、軽天ボード(天井素材)、家電製品などに非飛散性のアスベストを使うことを禁止されたのは実は2004年と、意外と最近です。アスベストが含まれている屋根瓦や天井などかどうかの見分け方は、その家が2004年以降に建てられた・リフォームされたかどうかで分かります。 その他の見分け方としては、天井用の軽天ボードや吹付アスベストを使われている画像を探して、自分の家のものと見比べてみることが一番手っ取り早いです。

アスベストの危険レベルの範囲

【危険レベル1:吹き付け剤】 基本的な使用部位や用途は、鉄骨の耐火被覆材として吹き付けられていたり、天井の断熱材や機械室などに使われていることがほとんどです。

【危険レベル2:保温材・断熱材・耐火被覆材】 基本的に、これらはボイラー・タービン・焼却炉・化学プラントなどの熱が発生する箇所に私用されています。またそこから熱を送り出すためのダクトやエルボ部分の保湿としても使用されています。

【危険レベル3:その他・アスベスト建材・成形板など建築材】 これらはだいたい、会社事務所・公共施設・病院などの天井の軽天ボードに含有されていることが多いです。住宅でこれらの建材が使われているとしたら、水場のある洗面所や台所の天井にあることが多いでしょう。

セメント瓦にアスベストが使われているかどうかの見分け方

実際現在も日本全国に400万戸以上は屋根瓦にアスベストが使われているものが残っていると判断されています。見分け方は、当然その家が何年に建てられたものかによります。

各セメント瓦にアスベストの使用が禁止されたのは2006年ですので、それ以前に建てられた建物の屋根が対象になります。だからと言って、全てにアスベストが使われている訳ではありません。 セメント瓦のアスベスト混入の可能性の見分け方は、瓦が洋風の「厚型スレート」か和風の「コンクリート瓦」かどちらかです。特に洋風の厚型スレートは普通の瓦よりも軽い素材で建物への負担も少なく、しかも洋風の家が流行り出した頃なのでよく使われている可能性があります。
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