なぜ女の勘は当たるのか｜恋愛/浮気/二股/妊娠/勘違いのとき

女の勘がなぜ鋭いかというと、大脳の構造上の理由も一つの原因です。大脳は、感性や感情・感覚を司る右脳と理論や計算的思考を司る左脳で構成されています。その右脳と左脳をつなぐ「脳梁（のうりょう）」が女性の場合、男性の約1.5倍密集していると言われています。女性が感情と理論の伝達能力が男性に比べて高いのはそのためです。

男性は、理論的思考と感情がすぐに直結するスピードは女性に比べて遅いです。女性は喜怒哀楽の感情が早く表れるのに対して男性は冷静さを保つことが多いのはそのせいです。状況によっては、女の勘が働くことは、先の見通しを素早く察知することですので、転ばぬ先の杖となる場合もあります。

何不自由なく生活をしてきた人や、五感が鈍い人、コミュニケーション能力が乏しい人が女の勘の鈍い人です。何不自由ない生活している人はどんな人かというと、金銭面や生活面、人とのトラブルがない人です。ごく少数の人となりますが、不自由がなければ女の勘を磨く環境がないということです。

安全な環境に伴い、五感意外に第六感さえも鈍くなるために女の勘も鈍くなってしまいます。人と触れ合うことが少ないのも勘を鈍くする要素となります。動物は環境適応能力に優れています。環境が便利になったり安全になることは、プラス要素のみならずマイナス要素もあります。便利・不便は、一概に善悪の判断はできないものです。

女の勘は鋭いと男性はよく言いますが、それだけが理由かというと男性側の鈍感さにも理由があります。大脳の脳梁が女性に比べて少ないことも理由の一つです。男性は論理的に物事をまず計ります。ただし感情と理論のやり取りの能力が鈍いため鈍感と思われがちです。

男性は能動的な行動ができる本能なので、危険は行動で回避する性です。女性のように感覚で回避をする性ではないのと、感覚を磨く必要性がもともと少ない性のため鈍感です。また行動で危険を回避するため、コミュニケーション能力が女性より低いです。ゆえに判断は自分自身で決断する傾向があり、勘を養うことができない原因でもあります。

女性は、もともと子孫を増やして家庭を守る役割を本能的に持っています。子どもや家庭はその根付いた場所で育むために動きがとりにくいために、情報で危険回避をしていました。女の勘はその派生で磨かれ、太古の昔から脈々と継いでいる能力です。世間でいう口コミも女性のコミュニケーションという能力の一つです。女の勘と同様です。

受動的な女の性は、一見か弱くか細く思われがちですが、自分の状態にあった危険回避能力を培ってきました。もしかすると男性の能力より女性の武器は先を見通すには最大の武器となるのでしょう。女の勘は女性の素晴らしい先祖からの賜物です。活用しなければもったいないので、女の勘はどんどん磨いて活用しましょう。