大阪芸術大学の著名な卒業生と活躍・現在｜庵野秀明/上田文人

大阪芸術大学とは、大阪府河内地方にある総合芸術大学です。西日本最大規模の芸術系私大で学生数は5000人以上。グループ校には、通信制過程や、短大、専門学校があり、グループ全体に在籍する学生数を合計すると8000人を超えます。

現在の大阪芸術大学は、1964年に浪速芸術大学として設立されました。当時は芸術学部美術学科、デザイン学科が設けられ、2年後に大阪芸術大学に改称されました。

その後、学科数が増えてゆき、2018年現在では美術学科、デザイン学科、工芸学科、建築学科、写真学科、映像学科、文芸学科、放送学科、芸術計画学科、舞台芸術学科、キャラクター造形学科、音楽学科、演奏学科、初等芸術教育学科、アートサイエンス学科15の学科があります。

大阪芸術大学は数多くの著名な卒業生を輩出しています。ここではごく一部ですが、現在も第一線でクリエーターとして活躍する、著名な卒業生9名を紹介します。

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今や日本を代表するクリエーターとなった庵野秀明さんも、大阪芸術大学が輩出した大作家です。山口県出身の庵野さんは、大阪芸術大学映像計画学科（現・映像学科）出身です。しかし、どうやら卒業はしておらず、除籍になっています。

当時、やる気のない学生たちと一緒にいるよりも、独自で作品制作に没頭していたといいます。正確には「著名な卒業生」ではありませんが、大阪芸術大学が輩出した最大のクリエーターです。 『風の谷のナウシカ』制作に参加するため上京し、『風の谷のナウシカ』劇中に登場する「巨神兵」登場シーンが宮崎駿監督にも高く評価されました。その後、アニメ制作会社ガイナックスに参加し、監督や演出として頭角を現します。 1995年にテレビアニメ放送された「新世紀ヱヴァンゲリヲン」シリーズが大ヒットし、2016年公開の「シン・ゴジラ」は社会現象となりました。

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1970年生まれ、兵庫県出身の上田文人さんは、1993年に大阪芸術大学芸術学部美術学科出身の著名な卒業生です。ゲームクリエイターとして、関わった作品は『エネミー・ゼロ』『ICO』『ワンダと巨像』『人喰いの大鷲トリコ 』のゲーム作品があり、世界でも評価されています。

大阪芸術大学はゲームといった新しい分野でも著名な卒業生を輩出しています。

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山下敦弘さんは愛知県出身の映画監督です。大阪芸術大学芸術学部映像学科出身の著名な卒業生の一人です。大学の卒業制作で撮影した作品が評価され、国際映画祭に出品されました。『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』『苦役列車』とヒット作品の評価も高く、多くの賞を受賞しています。大阪芸術大学出身の映像系クリエイターとして、現役で活躍する著名な卒業生です。

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イラストレーターやキャラクターデザインも手掛け、ゲームクリエーターとしても活躍する赤井孝美さんは、大阪芸術大学芸術学部映像計画学科出身のクリエーターです。アニメ制作会社「ガイナックス」の代表取締役も務めた、大阪芸術大学出身の著名な卒業生です。

大阪芸術大学在学中、庵野秀明さん山賀博之さんらとともに「DAICON FILM」という自主映画の同人サークルを作り、その後「ガイナックス」を立ち上げ、数多くの名作アニメを世に送り出しました。