逆セクハラで裁判になったときの事例・判例|対処法・その後

社会問題

アプローチのつもりがセクハラに!?逆セクハラ

逆セクハラで裁判になったときの事例・判例|対処法・その後

「ハラスメント行為」の先駆けである、セクハラが叫ばれるようになって久しくなりました。多くの企業や学校、公共の場では、セクハラ対策本部なるものが設置されることも珍しくなくなり、女性を性的暴力から守ろうという風潮が浸透してきました。

しかし、女性は守られるべき存在、男性は守るべき存在、と勝手にイメージを持っていませんか? 実は近年、女性から男性に対する性的迷惑行為が増えてきていると言われています。「逆セクハラ」と言われる勘違いされた好意は、エスカレートしやすく、また男性側から発信し辛いことから深刻な問題として浮上しています。

逆セクハラの事例

逆セクハラを見たことがない、という方も多いでしょう。女性が男性に対して性的発言をしたり、嫌がるのにボディタッチをしたり、といったケースは実はさほど多くありません。男性は、どういう場合に逆セクハラだと感じるのでしょうか。まずは、逆セクハラによくあるケースを確認していきましょう。

嫌がっているのに「彼女いるの?」としつこく聞く

男女逆に置き換えてみるとわかりやすい状況なのですが、本人が嫌がっているにも関わらずプライベートについて詮索するのは、立派なセクハラです。特に、仕事中や公の場で空気を無視してぐいぐい聞いているという場合は、周りの目もあり大変苦痛に感じるでしょう。

「彼女いないもんね」「童貞だもんね」などと性的にからかう

こちらは言わずもがな、性的なコンプレックスをからかわれているので、逆セクハラとなります。これらを言われて良い気分になる男性はいません。いくら仲が悪くても、相手を傷つける発言は良くありません。

「男のくせに」と性別を引き合いに出す

仕事で失敗して落ち込んでいる、困っている人をフォローする余裕が無い、スイーツやカワイイものが好きといった男性を見て、女性の方々はどう思うでしょうか?

「男の人なのに」「しっかりしなさいよ」などと感じる方もいるのではないでしょうか。しかし、このようなことを態度や口に出してはいけません。男女差別も立派な逆セクハラです。

連絡先の交換を強要する

逆セクハラで裁判になったときの事例・判例|対処法・その後

連絡先の交換を強要したり、高すぎる頻度でメッセージを送り続けるのも、男性には負担となってしまいます。近年は、SNSのブロック機能で簡単に身を守ることができるようになりましたが、毎日顔を合わす間柄だとそうはいきません。相手の反応が悪いからと言って「メール返してよ」「昨日何してたの?」と追い打ちをかけると立派な逆セクハラの完成です。

逆セクハラで裁判になった例と判例

逆セクハラで裁判になったときの事例・判例|対処法・その後

「でも、多くの男性は女性に声をかけられると嬉しいんじゃないの?」と思っている女性のあなたは要注意です。苦痛が限界に達した男性は、しっかり証拠を取り、裁判を起こしています。

残念ながら、女性に比べて圧倒的に判例が少ないため、文献は見つかりませんでしたが、行き過ぎた逆セクハラが、ストーカーに発展してしまったり、傷害事件になってしまった場合は高確率で裁判になるでしょう。
タイトルとURLをコピーしました