逆セクハラで裁判になったときの事例・判例|対処法・その後

社会問題

逆セクハラの慰謝料

一般的に、男性側から女性側へのセクハラの慰謝料は、30万円~200万円が相場だと言われています。セクハラが原因で退職するなど、損害が生じた場合は、その金額も上乗せされます。

しかし、男性が女性からセクハラを受ける逆セクハラの場合は、判例も少なく男性に不利になる可能性も否定できません。高額な弁護士費用を使って敗訴してしまうよりも、100万円程度の示談金でおさめてしまうケースも少なくないと言われています。

逆セクハラでよくあるケース

それでは、逆セクハラが引き起こす具体的な事例について確認していきましょう。男性から女性へのセクハラと同様、女性から男性への逆セクハラでも「そんなつもりはなかった」「喜んでいると思った」「冗談のつもりで」という言い訳が良く聞かれます。男性が不快になってしまう事例を確認して、逆セクハラ防止に努めましょう。

多くは「ただのアプローチ」と軽く考えている

逆セクハラは「一方的な好意」が相手に嫌がられてしまう事で起こります。同じアプローチでも、受け取り手が好意的にとらえれば恋に発展し、不快に受け取られてしまうと、逆セクハラとなってしまうのです。しかし、そんなことを言われてしまうとおちおち恋愛なんてしてられません。気を付けるべきアプローチがいくつかあるので注意すれば大丈夫でしょう。

・無理やり連絡先を聞いたり、SNSを検索して勝手にメッセージを送らない ・相手の反応を無視して長文を送り続けたり、頻繁にメッセージを送り続けない ・仕事や勉強に集中せずに相手にどんどん話しかける ・相手の気持ちを無視したプレゼントを贈らない

などは、女性と男性を置き換えても不快な事だと思います。相手と仲良くなったり、相手からもアプローチがある場合はこの限りではありません。あくまで相手の反応を見ながら仲良くなりましょう、という事です。

ストーカーや傷害事件などに発展する場合も

行動力のある女性は、気になる彼の帰宅時間に合わせて電車に乗ったり、偶然を装って相手の自宅近くでばったり会うように、調整したりすることがあります。しかし、そんなことはドラマの中の話です。普段から逆セクハラをされていると感じている男性が、そんなことをされてしまうと、一気に恐怖の対象として女性を見るようになるでしょう。

偶然、たまたま、といったレベルだと問題ないのですが、あまりにも男性が振り向いてくれないことで、女性がストーカーになってしまう事例もあります。「意中の男性の周囲の女性全てが憎い」「振り向いてくれないなら危害を加えてやる」という思考に陥ったらかなり危険な状態です。
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