犬の平均体温と適切な体温と正しい測り方・おすすめの体温計

動物・ペット

犬の出産前の体温変化の注意点

犬の平均体温と適切な体温と正しい測り方・おすすめの体温計

病気や温度差による体温の変化のほかに、メスの場合は妊娠すると体温に変動が見られます。犬の妊娠から出産までの日数はおよそ63日と言われており、兆候が見られるのは妊娠してからおよそ3週目から。すでに妊娠期間の1/3が経過していることになります。

出産1週間前になると体温が約0.5~2度も下がります。2日ほど前になるとさらに下がって37度台に、それを境に今度は体温が上がり始めます。そこから10時間内外で陣痛が来るので、いよいよ出産準備です。 妊娠が分かった段階で経過日数に注意し、妊娠後半からは1日1回検温をして体温の変化を観察して出産に備えましょう。

おススメの体温計

ペット用は端が柔軟に曲がる直腸検温タイプや、耳に入れ1秒で測れる耳検温タイプなどあります。

アステック サーモフレックス動物用(直腸検温)

3000円前後、10秒くらいで検温完了。水洗いもできて清潔を保てます。動物病院でも使用されている製品で、お手軽価格ということもあり、多くの飼い主さんが愛用している製品の一つです。下記リンクにお値段の比較が掲載されています。製品の詳細はそれぞれのショップの商品説明を参照してください。

アステック ペット用電子耳体温計(耳検温)

1万円前後、10~30秒で検温完了。検温するときの角度などコツさえ掴めば、愛犬が嫌がることなくスピーディな検温が可能です。製品の詳細は下記リンクに記載されています。

Croise.a Thermo Capsule スマート温度センサー(非接触型)

5000円前後、スマホに専用アプリをダウロードして、体温管理などの多機能を搭載した非接触型体温計です。じっとしていることを嫌がる個性の犬にピッタリの非接触型、検温時の精度は±0.2度と、1度の体温誤差でも命の危険がある犬の検温でも問題なく使えます。製品の詳細は下記リンクに記載されています。

犬の体温の正しい測り方

犬の平均体温と適切な体温と正しい測り方・おすすめの体温計

首や背中を撫でるなどをしてリラックス

大事なことは「怯えさせない」こと。飼い主さんが初めての検温で緊張していると、その緊張は愛犬にも伝わります。愛犬の首や背中を撫でるなどをして、愛犬と一緒に飼い主さんもリラックスしましょう。

直腸(肛門)検温の方法

1)ラップなどで先端を包んで、その上からベビーオイルなどを塗って滑りをよくする前処置をします。 2)尻尾の付け根を掴んで持ち上げます。 3)自然と肛門が開くので、体温計を肛門に3~5cm入れて犬の体を固定します。

体温計と尻尾を一緒に持つと抜けにくく安全に検温できます。

耳検温の方法

1)横たわらせる、抱くなどして体を固定します。 2)犬の耳を引きながら、鼓膜に向かって深く挿入します。

内股検温の方法

1)犬を仰向けで寝かせるか、お座りの姿勢を取らせます。 2)後ろ足の付け根部分(内股)とおなかの間に体温計をはさみ入れます。 3)検温で表示された体温に0.5~1度プラスした数値が体温です。

外気に触れる部分での検温なので、直腸検温よりも低い数値になるためです。

測定時間

直腸検温の場合は、1分ほど。最も正確な体温が測定できます。耳検温の場合は10~30秒ほど。1秒で計測完了した、という耳体温計ユーザーからのレビュー報告もあります。

簡単な検温方法

先にご紹介したスマホ計測タイプのほかにも、いろんなタイプの非接触型体温計があります。舌や眼球などが計測箇所で計測時間も10秒未満、早いものでは1秒で計測完了とスピーディなので、犬に恐怖や体を固定させるなどの負担がほとんどありません。

犬の体温調節の仕方

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犬は舌で体温調節をしています

犬は体の大部分が毛でおおわれている上に、人間のような汗腺が肉球にしかありません。人間のように汗の気化熱で体温を下げることができない分、暑いときは荒い息遣いを通して舌から水分を蒸発させて体温を下げようとします。

しかしこの行動が筋肉や体力を使うので体温が上がる要因にもなってしまうので、犬は暑さが苦手な動物とも言えます。
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