チンピラのファッションの特徴・髪型・ヤクザとの違い・語源

コーディネート
このシリーズの第1作に二人のチンピラのすがたが凝縮されています。視聴をおすすめします。

チ・ン・ピ・ラHDリマスター版 [DVD]

〈説明〉チンピラの藤川洋一(柴田恭兵)と梅沢道夫(ジョニー大倉)のしのぎは、競馬のノミ屋です。白いスーツで、シボレー・カマロを乗り回しています。

ある日気楽に生きる二人に、兄貴分のヤクザ大谷(川地民夫)からシャブを預かることになりますが、そこから意外な展開になります。

チンピラとヤクザの違い

チンピラとヤクザの違いはなんでしょうか。チンピラのポジションが、いずれはヤクザになるのか、堅気になってまっとうな生活を送るのか、分かれ道でしょう。

ヤクザになるだけの根性と肝が座っていなければ、ここで諦めるし、度量のあるものはヤクザの道を選ぶでしょう。 組で、お茶くみをしたり、掃除をしたり、使い走り、兄貴について回ったりして毎日を過ごします。たまに兄貴に小遣い程度はもらえますが、生活には不十分で、たいがいは女の世話になっています。 そんなチンピラがやがて、組の親分から「親子の盃」をもらえると、はじめてヤクザとしての一歩を踏み出すことになります。 チンピラが派手なファッションなのに対して、ヤクザのファッションは、格が上になるほど上品な格好をするようになります。幹部ともなると、きちっとスーツにネクタイをし堅気の人と全く変わりませんから、見た目ではわかりにくくなります。

ヤクザになると

ヤクザとして正式に組の一員になると、いずれは自分で「しのぎ」をさがさなければなりません。組(組長)への「上納金」をおさめなければなりません。

この「上納金」は、「会費」、「交際費」名目で否応なく徴収されます。月に1回、「寄り合い」などの際に集められます。組員の格によって金額は異なり、上に行くほど額は多くなります。 広域暴力団(上部組織)の傘下に入っている組は、その組織に対して毎月、「上納金」をおさめることになります。 ヤクザの組長ともなると、自分で稼ぐ必要はなく「上納金」で、贅沢三昧ができるのがヤクザ社会です。なお、上納金が滞ると容赦なく見せしめの「制裁」がまっています。 とにかく「組長=オヤジ」が絶対の厳しい世界です。

今のヤクザは頭がよくないときびしい

チンピラのファッションの特徴・髪型・ヤクザとの違い・語源

昔とちがい今のヤクザは、ただ度胸があり喧嘩が強いだけでは、生きていけない世界になっています。「金」がつくれないヤクザは生き残っていけなくなっています。

組組織の中間に位置するヤクザがいちばん「お金」に苦労しています。今のヤクザは事業の1つや2つは持たないとやっていけないのが実情です。 組(組長)への上納金や舎弟や弟分に何かあると、金銭的に面倒をみることもありますから、月に500万円くらいのしのぎがないと苦しいといいいます。 これからの時代、ますます「金融ヤクザ」でないと生きていけなくなるでしょう。「インテリヤクザ」という語もよく耳にしますが、確かに「頭のキレ」が要求されるようになっています。 「堅気」の世界で生きるほうが、身の危険もなく、犯罪と隣り合わせのリスクもなく、のびのびと暮らせることがよくわかります。これからもコツコツまじめに生きていきましょう。
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