ダイエット中食後の運動は何時間置いてから始める?|血糖値
食後すぐに運動すると消化不良を起こすメカニズム
昔、給食を食べてすぐに校庭で激しい運動をしたら脇腹が痛くなった経験はありませんか。これは、胃腸により血液が集中しているのに運動により全身の筋肉に血液を送り出す必要ができるため起こります。血液の不足分を、脾臓から送り出すことにより、脾臓が収縮を起こすため脇腹の痛みにつながります。
食後すぐに激しい運動をすると、身体に悪いということですので、運動を始める時間には気をつけましょう。食後の運動を開始する時間とダイエット効果の関係
食後の運動を開始する時間とダイエットの効果には、異なる説が多くあります。ここでは、食後何分後説のパターンでダイエットのやり方をご紹介しましょう。どの時間のおき方もそれなりに効果があります。自分のライフスタイルと時間の都合に合わせて、どのダイエット方法が一番合っているかを考えてみてはいかがでしょうか。
食後すぐ説
食後すぐは消化不良を起こす場合があるため、する運動といえども散歩レベルの話です。食べた後すぐに家を出て駅までゆっくり歩く、レストランで食後会計をすませてすぐ外を歩く、など日常生活の中で食後すぐに15分ほどの散歩をする習慣を組み込むダイエット法です。
食後に15分散歩するだけで血糖値の上昇が半減し、脂肪の蓄積をなくし身体の脂肪燃焼を今ある体脂肪に集中させる効果があります。また、毎食後行えば時間を総合して45分の運動となり消費カロリーも結構なものとなります。 まとまって運動する時間が無い方、激しい運動ができない方、お年寄りなどにおすすめのダイエット方法です。食後30分後説
ダイエット中は糖質の摂取をなるべく少なくしたいというのがあります。食事をして体内でブドウ糖に変化し、血糖値が上昇したのを下げようとしてインスリンが分泌されることで血液中のブドウ糖をエネルギーに変えます。食べ過ぎるとブドウ糖が血液中に余り、それが脂肪になるというメカニズムです。
ブドウ糖が脂肪に変わる前にブドウ糖を使い切ってしまおう、というのが消化が落ち着いた時間である食後30分後に10分〜15分早歩きでウォーキングをするというダイエット方法です。このとき、散歩レベルではなく、腕をしっかり振り、汗ばむくらい早歩きで集中して行うウォーキングしましょう。これにより、しっかりとブドウ糖を使い切る事ができます。食後1時間後説
食後1時間後に、有酸素運動ではなく無酸素運動である筋力トレーニングを行う、というダイエット方法です。食後に筋トレすると脂肪の合成を促すインスリンの分泌を抑制する効果があります。食後1時間ほどで筋トレをすることで炭水化物がエネルギーに分解されやすくなり、体脂肪としてたまりにくい身体を作ります。
食後1時間後にジムに行ったり家で腹筋をしてみたりすると身体を絞るのに効果的であると言えます。