目の疲れにツボは効く?
目の重たい疲れはPCやTVの長時間の使用などからくる眼精疲労が原因です。眼精疲労は目の周りの筋肉を動かさずに固まってしまい血行が悪くなってしまうことで起こってしまう症状です。
ツボを押して目の周り、首や肩などの筋肉をほぐすことで目の疲れはもちろん目から来てしまう肩こりや頭痛なども解消することが出来ます。また手や足など目から遠い場所のツボも血行を良くする効果もありますので目の疲れに効果的です。目の疲れを取るオススメのツボは?
頭にあるツボ
風池(ふうち) 後頭部の首の付け根にある、骨の下のくぼみから外側に2~3cmほどの場所にあります。両手で頭をささえ、親指で3秒押して3秒離すを繰り返して押すと効果的です。風池のツボは神経が奥のほうにあるためあまり刺激を感じませんが正しい場所を押していれば効果はあります。高血圧の方は強く押しすぎると危険なため、軽く押すようにするといいでしょう。
顔にあるツボ
睛明(せいめい) 目頭のやや上のくぼみにあるツボです。目を閉じて片手の人差し指と親指で鼻のつけ根の両端をはさむように押します。ツボを押していると奥に押したくなりますが、眼球に圧がかかってしまい危険なため必ず鼻に向かって垂直の角度ではさむように押すのがポイントです。
こめかみにあるツボ
糸竹空(しちくくう) 眉毛の外側の一番端のくぼみにあるツボです。中指でツボを押し他の指は軽く添えてあげると滑りにくくツボが押しやすいです。3秒押して離すを4~5回で1セットとし長時間の読書やPC作業の際に1時間に1セットやると眼精疲労を予防することが出来ます。また強く押しすぎは逆効果になってしまうので注意が必要です。
瞳子膠(どうしりょう) 目尻の1cm程外側にある骨のくぼみにあるツボです。こちらのツボも強く押しすぎずに3秒押して離すを繰り返しながら押していきます。瞳子膠は目の充血の解消や血行を良くしてくれる効果があります。
太陽(たいよう) 目尻とまゆ尻の中央から少し外側にあるツボです。こちらのツボも上記の糸竹空と同じく他の指で軽く押さえ中指でぐーっとあまり力をこめずに押します。また指を回してやさしくぐりぐりと押すのも一点に力が入り過ぎないのでオススメです。
首にあるツボ
天柱(てんちゅう) 首の真ん中にある筋肉の外側で髪の生え際辺りにあるツボです。後頭部を手のひらで押さえ親指で上へ押し込むように押し、首にあるツボなので少し強めに押しても大丈夫です。目の疲れの改善はもちろん血行を良くしてくれるため肩こりや頭痛にも効くツボです。
手にあるツボ
養老(ようろう) 手首の外側の出っ張っている骨の下側にあるツボです。片方の手で骨の付近をつかむように握り骨のしたのくぼみを中指や親指で押します。老化に効くツボと言われていますが目の疲れにも効果があるため若い方にもオススメです。
手のひらにあるツボ
眼点(がんてん) 親指の第一関節の内側のくぼみにあるツボです。反対の手の親指で少し強めに押します。他の場所と違ってあまりツボを押している感覚はない場所なので強く押したくなりますがあまりにも強く押しすぎると指が痛くなってしまうため、気持ちいい程度で押しましょう。また指だけでなく爪楊枝の尖っていないほうで押すと効果的です。
合谷(ごうとく) 手の甲の親指と人差し指のあいだのくぼみにあるツボです。反対の親指と人差し指ではさむように押します。このときに人差し指を少し曲げて人差し指の第2間接と親指で押すとやりやすいです。目の疲れはもちろん眼精疲労からくる頭痛や目の充血にも効果的なツボです。
足にあるツボ
反射帯(はんしゃたい) 足の裏の人差し指と中指の付け根にあるツボです。両手の親指でちょっと痛みを感じるくらい強くぐっと押します。手であまり強く押せない場合はツボ押しグッズなどを利用するとやりやすくオススメです。
湧泉(ゆうせん) 足の裏の中央のつま先側のへこんだ場所にあるツボです。こちらも親指で少し強めにぐっと押すと効果的です。湧泉は目の疲れだけでなく身体全体の疲れに効くツボで元気になるツボとも言われています。
足のツボは左右反対になっているため、右目の疲れの場合は左足、逆に左目の疲れの場合は右足のツボを押してください。両目の場合は両足交互にやると効果が期待できます。