背中のツボ押しの方法と内臓の弱りが分かるツボ|胃/腎臓

ヘルスケア

背中が痛い時の原因・理由

「肩こり」や「腰痛」とは違う「背中」の痛み。猫背の人やパソコン作業などで長時間同じ姿勢でい続けた時は理由も納得できるのですが、今までとは何か違う異変を感じた時や、痛みが長引く時などは病気を疑ったりと心配にもなるもの。そんな「背中が痛む」その原因にはどのようなものがあるのでしょう。

筋肉の疲労

背中の痛みの大半の原因は「筋肉の疲労・こり」です。猫背の人や長時間のパソコン作業などで同じ姿勢が続いた場合、筋肉が緊張して固まります。直接背中に負荷がかかっていない場合でも、慢性的な肩こりや腰痛が徐々に痛みの範囲を広げてきた結果背中にまで痛みが出るという場合もあります。

また、体の中を廻るリンパ管に溜まっている老廃物が詰まりを起こしてその部分の筋肉が凝り固まっている場合もあります。 「ツボを押したら気持ちいい」「体を動かすと痛みが和らぐ」などの場合は大半が筋肉が疲労を起こしている状態です。とは言え、筋肉の疲労も蓄積すると「ぎっくり腰」などを引き起こす原因にもなります。軽度のうちにストレッチやマッサージなどで体をほぐしてあげましょう。

骨のゆがみ

さまざまな原因で起こる「骨のゆがみ」。そのゆがみが背中の痛みを引き起こしている事もあります。背骨がゆがむとその周辺の組織にも負担がかかります。また、骨盤がゆがむ事で正しい姿勢をキープしづらくなり、結果、筋肉の疲労を引き起こす事にもつながっていきます。

整体などを利用して骨を正常な位置に戻してあげ、体のゆがみを起こす生活習慣を改めるなど自分の体をしっかりとメンテナンスしてあげる事で改善が見られます。

内臓の弱り

東洋医学では、胃腸が弱っていると背中に反応が表れると言われています。他にも「膵臓」や「腎臓」の弱りも背中の痛みと関係が強い内臓です。

胃腸の弱りは胃の周辺だけではなく、胃の裏側にある背中側にも「コリ」や「張り」と言う形で不調のサインが表れる事があります。「食生活の乱れ」「ストレス」など、胃腸に負担をかける生活習慣に思い当たる事があれば改善に努めましょう。 また、胃の方にはまだ自覚症状が出ていない場合でも、胃の不調に良い背中のツボを刺激する事で症状を和らげることもでき、病気を未然に防ぐ事にもなります。 弱っている部分のツボは触ると痛いのが特徴です。「ツボを刺激する事で痛みを感じる」「背中の痛み以外の症状も見られる」場合などは思い当たる事がないか考えてみましょう。ツボの痛みは脳から「不調に気づいて」と言うサインが送られている可能性もあります。思い当たる事があれば早めに医療機関を受診しましょう。

背中のツボ押しの効果

「ツボ押し」とは、インドや中国を中心に発達してきた東洋医学の伝統的な治療法の一つで、ツボは「神経」や「気」が交差する場所と言われています。流れがスムーズならば何も問題はないのですが、肉体的や精神的にさまざまな負荷がかかっている体は何らかの原因で流れが滞ってしまう事があります。

神経や気の交差点である「ツボ」は渋滞が発生しやすい場所。そんなツボを刺激する事で渋滞を改善し流れをスムーズにさせるのがツボ押しの目的です。神経の交差点であるツボを刺激すると神経を伝わって脳に伝わり、脳からツボと関連のある臓器を活性化させるための指令が下りるため、その臓器の働きが良くなるという効果もあります。 また、血管を拡張する事で血液の流れも良くなります。
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