ニートの末路が書かれた漫画
「アイドルオタクの末路を描いた漫画が話題に」
アイドルオタクが自分の末路の想像を描いたラストが衝撃的です。
将来の事を何も考えずにアイドルにのめり込んでいた18歳の高校生が25歳になった時、初めて無為に時間を過ごしてきたことを悔い、自らの太った外見と無い無い尽くしの現状で初めて自分の末路に絶望を抱くという状況です。 しかし実際のアイドルオタクの年齢層は20代から30代の購買力が期待できる年齢層となっており、この青年のニートとなった事への気付きは今の感覚ではまともともいえますが、これからはいばらの道が待ち受けている事でしょう。「明日は日曜日そしてまた明後日も…」
藤子不二雄Ａ（安孫子素雄）氏が描いたブラックユーモア短編の一つです。
主人公坊一郎は大学卒業後一流企業に就職したはいいものの過保護な家庭で育ったことが災いし、出社初日に守衛に怪しまれて怒鳴られて逃げ出してしまい、その日以来出社できなくなってしまいました。 初出社した日は両親は門出を祝ってくれたものの、その後両親は坊一郎が出社していない事を知らされます。 そこで病院で坊一郎を診察した結果、何らかのきっかけで拒否反応が出てしまうと知らされ、その数年後坊一郎はニートの引きこもりとなってしまいました。 この作品は1971年に発表されましたが、平成の時代になって引きこもり、ニートが社会的問題になったとき、時代を予見した作品として脚光を浴びました。闇金ウシジマくん(「フリーターくん」編)
ニート状態の「フリーターくん」
定職に就くことが難しいために末路が危ぶまれる状況から自力で脱出したケースは、「闇金ウシジマくん」に登場した宇津井というパラサイトシングルの宇津井優一(うつい ゆういち)という男性を例に上げることができます.
彼は派遣のアルバイトをしていましたが、礼儀や常識を一切わきまえず、両親と同居しながらも、借金を重ねつつ鬱屈した日常をブログに書き連ねていましたが母親とケンカの末家を勘当されてしまいます。勘当された「フリーターくん」
そしてネットカフェでの生活の後、ゲストハウスで爪弾きにあい、日雇い労働で椎間板ヘルニアを患ったことでゲストハウスの部屋代を払えなくなったことでホームレスになり、不良に金を取られ殺されかけてしまいます。
ここまではニート生活の悲惨な末路が待ち受けているとも思われましたが、電話で母親に謝ろうとした際に、母が株の信用取引が元で借金を作り、家を奪われたことの心労により倒れていることを知り家族と和解して家族のために立ち上がります。立ち直った「フリーターくん」
そして借金の返済を督促されている丑嶋からその成長を認められて借金を軽減され、介護の仕事とパン工場での勤務で堅実に借金を返済していくという、ニートの末路まっしぐらのコースからの鮮やかな方向転換をしました。
「ニート」の正確な意味
ニートのスペルは「NEET」で、（ Not in Education, Employment or Training）の略です。学んでいるわけでも、働いているわけでも、働くための努力をしていない、ているわけでも、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていないという意味です。
日本では、15歳から34歳までの非労働力人口のうちで通学および家事をしていない人を指し、「若年無業者」ともいわれています。 しかし最近では30代から50代のニートも社会問題化しており、高名な大学を出たにもかかわらず就職に失敗し続けたことが原因で心が折れてしまった人、ブラック会社などで心身を病んで立ち直るきっかけをつかめない人、社会になじめなかった人がニートとなってしまい、末路の心配がされているというのが現状です。男女別のニートになるコースの違い
何らかのきっかけがあってニートから脱出できればいいのですが、何らかの努力をしない限り悲惨な末路まっしぐらです。ただ男性と女性のニートが末路に向かうコースはそれぞれの「手に入れたいもの」によって違いがあります。
男性がニートになるまで
学校や会社になじむことができずにニートになってしまった人がいることはもちろん、毎日順調に言っていたはずなのに、どこかで歯車が狂ってニートになってしまい、末路に不安になってしまうことがあります。
自分の高学歴に見合った就職がなかなかできずに心が折れてニートになった人、パワハラなどの職場での人間関係や職務でメンタルを破壊された人、親の介護をするために田舎に帰ったが田舎で就職先が見つからなかった人が心を病み、ニートになってしまうケースがあります。女性がニートになるまで
男性同様高学歴ゆえのつまづきの他、結婚に関係することからニートになってしまうことが多いです。
高学歴ゆえに長い間にわたって結婚相手をえり好みし、今季を逃がした人、結婚したにもかかわらず生活がうまくいかず離婚し、空白期間が長いために再就職がうまくいかないうえ近所の目に耐えられ無くなった人がニートになってしまうケースが多いです。 このままだとホームレス、生活保護の受給、そして餓死するか自殺するまでに追い込まれる末路が控えているといわれています。 しかも親戚を当てにする「ネオニート」まで出現しており、プライドを捨てない限り生き延びることはできないともいわれます。ニートの末路の実話
ニートは金銭的にも生活的にも家族の助けがなくては暮らしていくことは大変困難と言わざるを得ません。ニート本人がどんどん年齢を重ねていくと、当然ご両親の方も高齢化は避けられません。そして絶望的な末路に緩やかに向かっていくと想像されています。
男性ニートの末路の実話
2016年に埼玉県戸田市のとあるマンションの一室で痩せ細った54歳の男性の遺体と何重にもポリ袋の中に入れられた85歳の女性の遺体が発見されました。
二人は母子と見られており、部屋には将来を悲観した内容の手紙がありました。今後同様のケースは都市部だけでなく地方都市でも増えることが想定されています。