お茶に含まれるカフェイン量
お茶の種類によってカフェインの含有量が異なります。お茶に含まれるカフェインは、苦みに関係しており、茶葉の中でのカフェインは、一番茶や二番茶など、お茶の生産時期による大差はありません。しかし、アミノ酸やカテキンと同様にカフェインは若い芽に多く含まれ、成熟した芽のほうが少ない傾向があります。そのため、若い芽の時に摘んで作られる「抹茶」や「玉露」は、カフェインの含まれる量が高くなります。
ここでは、お茶に含まれるカフェインについてや、カフェインレス、ノンカフェインのお茶を紹介します。カフェインといったら、コーヒーを思い浮かべますね。もちろん、お茶の種類にもよりますが、お茶にもカフェインが含まれています。お茶が好きだけどカフェインが気になっている方もいるかもしれません。
では、実際にカフェインが含まれる量を、お茶の種類ごとに見ていきましょう。ハトムギ茶
ハトムギ茶の味は少し甘味があり、香ばしい香りが広がっているのが特徴です。お茶としては癖がなく老若男女問わずに誰でも飲みやすいのも特徴でしょう。では、ハトムギ茶には、一体どのくらいのカフェイン量が含まれているのでしょうか。
ハトムギ茶の100mlあたりのカフェインの量は「0mg」です。そうです。ノンカフェインです。ハトムギ茶はノンカフェインで飲みやすさ抜群なうえ、健康に良く美肌や美容にも期待できるので、カフェインを気にしている方におすすめです。桑茶
桑茶の桑の葉は、カイコの餌として知られています。なんといっても桑の葉には様々な栄養成分が含まれています。摂取しにくく細胞の再生を行い、美容や髪の毛の栄養に必要な「葉酸」他にも「カルシウム」や「マグネシウム」「鉄」「カリウム」「たんぱく質」などが含まれています。そして、気になるカフェインも含まれていません。
お茶の中でも、桑の葉にだけにある成分「DNJ(1-デオキシノジリマイシン)」糖質を体に出す効果があり、ダイエットや糖尿病治療への期待されています。飲み方としては、食事の前に桑茶を飲むのがベストです。糖分が体内に吸収される前に「DNJ」が待ち受けて糖分をキャッチしてくれます。お茶は食後に飲むことを習慣にしている人も多いかもしれませんが、桑茶を飲むなら食前に飲みましょう。緑茶
続いて、お茶といえば日本人ならば大多数が好んで飲まれている「緑茶」ですが、カフェインが多く含まれていることで知られています。それでは緑茶のカフェイン量は多いのでしょうか、こちらの表をご覧ください。
飲 料 | カフェイン |
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緑 茶 | 150mlあたり30mg程度 |
コーヒー | 150mlあたり150mg |
同じ量でコーヒーと比べた結果、緑茶には20%程度しかカフェインが含まれていません。そのため、コーヒーの様にカフェイン中毒の症状が発生しにくいと言えます。
緑茶でのカフェインの働きとしては「利尿作用」があります。体内にある不要な水分を排出してくれる働きです。特に体内の不要な水分は、肌のむくみや原因となるため、お茶はむくみ防止に大いに役立ちます。 また、カフェインには「覚醒作用」があります。脳の中枢神経を興奮させて、知的作業能力を高めてくれ、眠気を防止してくれる働きです。緑茶にもこの効果は期待できるので、就寝前に大量に飲むのはやめておいた方が良いでしょう。