モロッコインゲンとは
みなさんは、モロッコインゲンをご存知ですか。スーパーでも販売されることが多くなっているため、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はモロッコインゲンというのは商標名で、正式名は平鞘(ひらさや)インゲンといいます。
モロッコインゲンの旬は夏で、鞘ごと豆を食べるサヤインゲンの一種です。傷が多いものは避け、ハリがありみずみずしい物を選ぶようにしましょう。名前の由来
インゲン豆は中南米が原産で、隠元禅師が日本に伝えたことからインゲン豆という名前になったと言われています。しかし、モロッコインゲンの原産地は日本です。どうしてモロッコが付いているのでしょう。
なぜモロッコインゲンという名前になったかというと、タキイ種苗が商標登録する頃にモロッコ舞台の映画「カサブランカ」が流行していたからと言われています。このように、モロッコインゲンの名前には意外な由来がありました。モロッコインゲンの特徴
モロッコインゲンは、インゲン豆の中では大きく平べったい形をしています。長さは20cm、幅は2cm近くになるものもあります。
大きいと固そうなイメージがありますが、嬉しいことにモロッコインゲンにはとても柔らかいです。スジもほとんどありません。しかも平べったいので、火のとおりも早いというメリットもあります。 モロッコインゲンは味にクセが無く使い勝手も良いので、幅広いレシピに使える万能野菜と言えるでしょう。モロッコインゲンのおすすめレシピ11選
お話したように、モロッコインゲンは色んなレシピに使える便利な野菜です。しかし、インゲン豆のレシピといえば胡麻和えくらいしか思いつかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
苦味なども無く、モロッコインゲンは色々なレシピに利用可能です。そこでここからは、モロッコインゲンを使ったおすすめのレシピをご紹介します。レシピ1:モロッコインゲンのスピードサラダ☆
まずご紹介するレシピは、わずか10分で完成してしまうスピードサラダです。あと一品足りないという時にも重宝します。
玉ねぎとヨーグルトを加えることで、スパゲッティサラダもさっぱり食べることができます。シャキシャキとした食感をお楽しみください。
★材料(3人分) モロッコインゲン 1袋 タマネギ 1/2個 無糖ヨーグルト 大さじ3 スパゲッティ 大さじ5 塩胡椒 少々
★作り方(5~15分) 1.タマネギは薄くスライス。塩水にさらす。モロッコインゲンは斜め切りに。 2.さらしたタマネギの辛みが抜けたら水分をぎゅっとしぼってからみじん切りにします。インゲンはささっと塩ゆでに。 3.タマネギのみじん切り、スパゲッティ、ヨーグルト、モロッコインゲンを和え、最後に塩胡椒で味を整えて完成です。
レシピ2:モロッコインゲン豆とじゃがいもサラダ
次にご紹介するレシピは、「モロッコインゲン豆とじゃがいもサラダ」です。じゃがいもの白とモロッコインゲンの緑の綺麗なコントラストが楽しめる逸品です。
材料を茹でてカットし、ドレッシングをかけるだけの簡単レシピです。ドレッシングもカレー粉とスパゲッティを混ぜるだけと手軽ですし、お好みで味を変えるアレンジもできます。
材料 1.モロッコインゲン豆 6本 2.じゃがいもメークイン 2個 3.塩 2つまみ 4.A.スパゲッティ 大さじ1 5.A.カレーパウダー こさじ2分の1
作り方 1.じゃがいもの皮を剥き、7㎜ですべてスライスする 2.鍋に湯を沸かし、沸騰したら、モロッコインゲン豆とじゃがいも、塩を入れ、中火で 7分茹でて、ザルにあける 3.水気を切り、モロッコインゲン豆を斜めに、2㎝幅に全てカットします 4.A.の調味料を合わせます 5.インゲン豆とじゃがいもを 器に盛り付けて、4をかける
レシピ3:モロッコインゲンのきんぴら
モロッコインゲンは油と炒めても美味しく頂けます。次は、和食の定番のひとつであるきんぴらのレシピをご紹介しましょう。
レンジにかけてから炒めることで、加熱時間を短縮できます。砂糖と醤油の甘辛い味付けでたっぷりモロッコインゲンを頂きましょう。熱々も美味しいですが、少し我慢し冷ますと味が染みさらに美味しくなります。ピリ辛のレシピですが、唐辛子を抜けばお子さんにも安心です。
■材料(2人分) モロッコインゲン / 300g 醤油 / 大さじ2 三温糖 / 大さじ1 一味唐辛子 / 少々 オリーブオイル / 大さじ1
■作り方 1.モロッコインゲンの両端をはさみで切ります。 2.モロッコインゲンを4等分にします。 3.シリコンスチーマーに入れて蓋をして3分間電子レンジでチンします。 4.フライパンにオリーブオイルを温めてモロッコインゲンを入れます。 5.少し焼き色がついてきたら三温糖と醤油を入れて炒めます。 6.醤油が煮詰まってきたら一味唐辛子をふりかけてざっくり混ぜます。