ハグでストレスは解消・緩和されるのか
ハグは、日本にいるとあまり馴染みがないという方も多いでしょう。外国ではハグは一般的で、あいさつと同じくらい当たり前の行為でもあります。
しかしハグにはストレスを解消したり、和らげたりする効果があると言われています。ハグは誰かと抱きしめ合う行為ですが、それだけでストレスを解消することができるのでしょうか。 そこで今回は、ハグによるストレス解消についてお伝えします。ハグでどれぐらいストレスが解消されるのか、どのような研究でハグによってストレスが解消されると分かったのか、などご紹介します。ハグで解消されるストレスの割合
ハグというと一般的に日本では、恋人同士で抱き合うイメージを持たれています。欧米では恋人はもちろん、友人同士や家族同士でも気軽にハグをします。
愛情表現だけではなく、友人を慰めたり、家族間で喜びを表したり、さまざまな感情を表現しています。 ではハグをすると、どのくらいの割合のストレスが解消されるのでしょうか。ハグをする時間と共にご紹介します。3分の1
30秒ハグをすると、1日のストレスの約33%が解消すると言われています。誰かに触れることで脳内にホルモンが分泌され、気持ちが安定し、ストレスを解消するとされています。
たった30秒のハグでストレスが約3分の1も解消されるのであれば、1日の終わりに恋人や友人とハグをして気分を落ち着かせ、質の良い睡眠につながる可能性も高まります。 近年はハグを活用し、医療現場においてタッチセラピーやヒーリングなども行なわれています。ストレス解消する他にも、不安感や不眠を解消するなどの効果もあります。ハグで解消されるストレスに関する論文・研究
ハグに関する研究や実験がなされ、ストレスを解消することが分かってきました。ハグによるストレス解消に関する論文や研究結果を、いくつかご紹介しましょう。
ノースカロライナ大学
アメリカのノースカロライナ大学では、ハグなどのスキンシップをしている被験者と、そうではない被験者の心拍数を比較しました。
ハグをしていない被験者は、している被験者に比べて心拍数が速く、不安定であることが分かりました。ハグをしている人は心拍数が正常値もしくは遅く、安定していました。