男性用車両はある?ない?
女性専用車両が設置された経緯は皆さんがご存知の通り、痴漢や盗撮などの犯罪対策でした。それだけ電車内での犯罪行為が増加していたということです。
女性専用車両が導入されるときに男性専用車両は導入されませんでした。今でも男性専用車両はありません。そもそも、女性専用車両を導入するときには女性の身を犯罪から守ることが最大の目的だったので、当時は男性が電車で身を守る機会が少なかったことにあります。 ですが、現在ではその考えは変わってきています。男性も電車の中で身を守る必要が出て来たからです。女性専用車両の反対派
女性専用車両は痴漢対策という名目で導入されました。しかし、痴漢対策として女性専用車両を導入した結果、痴漢行為が劇的に現象したかと言えば、そうでもありません。路線によって効果はまちまちでした。
明確な結果が出ていないにも関わらず、女性専用車両は廃止されることはありませんでした。また、乗車率の高い通勤時間に女性専用車両があることによって、男性の乗車効率が悪くなります。さらに、女性専用車両は任意のはずなので、本来は男性は乗っても問題はありません。しかし、女性専用車両に男性が乗ると、まるで違反を犯したかのような空気になり、酷いときには駅員が来て別車両に乗るように注意されたりしてしまいます。 この状況に女性が優遇され過ぎているなどと考える男性からは女性専用車両の廃止を求める運動もあります。埼京線での男性の訴え
2016年にYoutubeに女性専用車両の反対派の男性が、女性専用車両に乗り込もうとしたところ、駅員とトラブルに発展した動画がアップされて話題となった。
女性専用車両に乗ろうとした男性は駅員に「ご協力をお願いします。」と言われます。男性は協力を拒否します。女性専用車両は任意なので協力を拒否しても何も問題はありません。しかし、駅員は「ご協力をお願いします。」、「ご理解ください。」と繰り返すだけで、男性を女性専用車両に乗せないようにしようとします。 男性も駅員も引き下がらないので、口論は激しさを増しました。その様子に気が付いて、別の駅員が駆けつけます。そのときに、口論していた駅員が駆けつけた駅員に対して「いつものが来てるんで。」と伝えた。男性は女性専用車両を巡って同じような行動を続けていたようでした。 しかし、男性は正当な権利を主張しているにも関わらず、駅員の「いつもの来てるんで。」という言葉に怒りは頂点に達してしまった。最終的には男性には協力してもらえないと駅員は判断して、男性は女性専用車両に乗ることになった。動画は賛否両論
Youtubeは多くの人が観るので、上記の動画に対する意見はもちろん賛否両論になりました。否定派の意見は、「みんな女性専用車両に協力しているので単なるわがまま」、「自分の正当性を利用したクレーマー」、「女性専用車両に男性を1人でも乗せると別の人まで便乗してしまうかもしれない」などでした。
肯定派の意見は「共有車両が満員で女性専用車両がガラガラであることもある、男性だって早く電車に乗りたい」、「女性専用車両はあくまでも任意、今のルールは強制的すぎる」などでした。