男性用車両はある?ない?男性用車両がない理由とアンケートの声

社会問題

男性用車両におけるアンケートの声

女性専用車両が導入されてから、男性専用車両の導入の希望の声は上がっていました。それば年々増加しており、今では7割の男性が導入を希望するというアンケート結果まであります。

通勤時にガラガラの女性専用車両を見れば、その乗車効率の悪さは一目瞭然です。そこで、女性専用車両に男性が乗れないのであれば、女性が乗れない男性専用車両も作って欲しいという意見が多いようです。 しかし、男性専用車両を導入を希望する人の理由はこれだけではありません。男性専用車両の導入希望の声が年々増加する理由は痴漢によるえん罪です。

男性専用車両がない理由

男性用車両はある?ない?男性用車両がない理由とアンケートの声

女性専用車両は痴漢対策として必要性があると鉄道会社が判断したので導入されました。つまり、鉄道会社が男性車両は必要ないと考えているために導入されないということです。

痴漢の件数に比べると、痴漢えん罪の件数はまだ少数です。犯罪に件数は関係ありませんが、鉄道会社からすると、男性専用車両に対するコストは関係してきます。鉄道会社も電車を動かすためにはお金が必要です。そのため、男性専用車両の導入希望の声があっても軽々しく導入を決めることはできません。 ただ、今は男性専用車両の導入希望の声が増加していっているので、鉄道会社も対応せざるを得ない状況になる日も近いかもしれません。

なぜ、女性専用車両は導入できたのか?

男性専用車両は導入になかなか至りません。しかし、女性専用車両は導入されました。もちろん、女性専用車両の導入の前には様々な議論はあったと思います。

海外では女性専用車両を導入しても誰も守らなかったということも多かったようです。しかし、日本の女性専用車両の導入から浸透までは不自然なくらいスムーズに進みました。ここには商業理由が隠されていました。 まずは、広告です。鉄道会社にとって広告は大きな収入源なので、電車内には非常に多くに広告があります。女性専用車両があれば、その車両内の広告を女性向けだけの物に絞ることができます。そのため、女性専用車両の広告料金は割高という話しもあります。しかし、女性に絞って宣伝できる効果は大きく、広告を出す側もわざわざ女性専用車両用の広告を用意したりするこまであるようです。

世間の関心を集めやすかった

女性専用車両を導入するきっかけが痴漢という犯罪対策で、実際に多くの女性が痴漢被害に悩まされています。その対策となると、世間の関心は非常に高まります。

また、メディアでも取り上げやすい内容なので、テレビや新聞などでもよく見かけることができました。これらを上手く利用することで、多少の乗車効率を下げることになっても、広告による収入面や世間の関心から女性専用車両の導入と浸透に成功したのです。

男性用車両はいらないという意見

男性専用車両が必要という声がある一方で、男性専用車両はいらないという意見もあります。男性専用車両がいらないというよりは、女性専用車両も男性専用車両もいらないという意見です。

女性専用車両に関しては、当初の目的であった痴漢対策に対して、明確な結果が出ていないこと、男性の乗車効率が悪くなること、任意であるにも関わらず駅員が強制してくることなどが理由になります。
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