二日酔いに効くおすすめの飲み物
頭痛、吐き気、倦怠感などの症状が出るつらい二日酔い。成人し社会人になった人ならばほとんどの人が経験したことがあるでしょう。コンビニには二日酔いに効果のあるとされている飲み物が何種類も並んで販売されており、お世話になったことのある人もいるはずです。
二日酔いはなぜ起こるのか？どうすれば飲み物で予防・改善できるのか？ このページでは、二日酔いの対策や飲み物での改善方法をご紹介します。読んでおけばきっと役に立つでしょう。お茶の’’タンニン’’が効く！
お茶にはタンニンという植物由来の成分が含まれています。タンニンはタンパク質を変性させる働きがあり、組織や血管を収縮させます。これを収れん作用と呼び、胃腸の粘膜を保護し、刺激を緩和する働きがあります。二日酔いは、「アセトアルデヒド」というアルコールそのものよりも有害な代謝物質が体内に残ることで症状が出ます。タンニンはそのアセトアルデヒドとも結合し体の外への排出を促します。そのため二日酔いにはタンニンを含むものが有効とされています。
お茶を飲むと苦みや渋みを感じますが、これはタンニンによる舌への刺激です。「茶カテキン」という言葉を見聞きしたことのある人も多いでしょう。この茶カテキンとはお茶に含まれるタンニンの一種です。お茶にはタンニンが含まれていますが、お茶の種類によってその量は変わります。タンニンの含有量が最も多いお茶は煎茶(緑茶)ですので、お酒を飲む前後に煎茶を飲むと良いでしょう。コーヒー
”カフェイン“は二日酔いに有効です。カフェインが含まれている飲み物はコカコーラなどがありますが、代表的な飲み物はコーヒーです。カフェインの過剰摂取は興奮状態を引き起こしたり不眠症になったりと体に毒ですが、二日酔いの際にはうれしい効果があります。
一つめは、胃や肝臓の働きを活性化させることです。二日酔いから回復するためには体内のアセトアルデヒドを無くすことが重要ですが、胃や肝臓の働きが活性化することでアセトアルデヒドを分解・排出するスピードが早まります。 二つめは、血管収縮作用です。アルコール摂取により脳の血管周辺が刺激されて起こる二日酔いの頭痛。コーヒーを飲むことでカフェインが血管を収縮させ、刺激を減らし頭痛を改善してくれます。 三つめは、利尿作用です。カフェインには利尿効果があり、アセトアルデヒドの排出を助けてくれます。 これらの理由で、コーヒーは二日酔いに効く飲み物と言えます。ポカリ
アルコールを摂取することにより、多量の水や栄養素が体から失われてしまい脱水症状を引き起こします。二日酔いのだるさや吐き気などは水分や栄養が足りていないことが原因なので、主に飲み物で失われた栄養を補給する必要があります。ポカリなどのスポーツドリンクは、飲んだら素早く体に吸収されるように作られており、含まれる栄養成分もお酒で失われる栄養素にマッチしています。
アルコール摂取で失われる栄養素には、カルシウム、ビタミン類、カリウム、ナトリウム、クロール、亜鉛、マグネシウムなどがあります。ポカリの成分表示にはこのうちのカルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウムが記載されていますので、ポカリを飲むことによりそれらの失った水や栄養素を素早く補給することが可能です。 ただし、がぶ飲みするには飲み物としては濃すぎるくらいですので、２倍か３倍に薄めて飲むのが良いでしょう。オレンジジュース
オレンジジュースは、お酒で失われる糖や水分の補給にぴったりです。オレンジジュースに限らず、果実の飲み物は二日酔いに効く飲み物と言えます。
例えばオレンジジュースのほかにもグレープフルーツジュースやレモン果汁入りの飲み物、バナナジュース、クランベリージュースなどは効果が期待できます。果糖は吸収が早いため素早く補給することが可能で、同時に失われたビタミン類も摂取できます。おいしい飲み物で二日酔いを軽くできるのは嬉しいことです。トマトジュース
トマトを摂ることで、お酒単独の場合に比べて血中アルコール濃度が低くなることと体内からのアルコール消失時間が早まることを実証いたしました。これにより、飲酒時のトマト摂取は、急激な体内アルコール濃度の上昇を抑えることで酔いの回りを緩やかにし、生理的な影響を緩和できる可能性と酔い覚め※を早くする可能性が示唆されました。 次にトマトとアルコールを一緒に摂ることで血中のアルコール濃度が低下するメカニズムについて、動物実験を行い、トマトの摂取によりアルコールの代謝に関わる酵素が活性化することが確認されました。
上記のとおり、アサヒグループホールディングス株式会社とカゴメ株式会社が共同で行った研究では、お酒を飲むときにトマトを一緒に食べることで得られる効果があることを発表しています。
トマトは栄養素が豊富で、食物繊維、ビタミン、葉酸、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リコピン、カルシウムなどが含まれています。アルコールで失われてしまう栄養素を多く含み、また、リコピンは特に二日酔いの原因であるアセトアルデヒドに対する効果が大きいです。 トマトはまるごと食べるのが望ましいですが、手軽に飲み物でトマトの成分を摂取しましょう。無添加のものや無塩のものなどがありますが、より二日酔いへの効果を得たいならリコピンの含有量が多いものが良いです。カゴメから販売されている「あまいトマト」、伊藤園から販売されている「理想のトマト」、デルモンテから販売されている「食塩無添加トマトジュース」がおすすめです。コンビニで買える！二日酔いにおすすめの飲み物
これまでもご紹介したように、二日酔いは飲み物で十分に症状を軽くすることができます。二日酔いの時はできるだけ動きたくないものですが、どうしても仕事や用事があり出かけなくてはならない場合は、まずはコンビニに行き飲み物を買いましょう。コンビニには多種多様な飲み物が揃っていますが、その中でも二日酔いを和らげる効果が期待できる飲み物をいくつかご紹介します。
おすすめの飲み物その1【ジュース】
二日酔いに効く飲み物の中でも、ジュースは女性でも飲みやすくおすすめです。どんなジュースが二日酔いに効くかというと、アセトアルデヒドの分解や排出を助けたり、失われる栄養成分を補う飲み物です。これまでもご紹介した飲み物もありますが、ポカリスエットなどのスポーツドリンク、オレンジジュース、グレープフルーツジュース、りんごジュース、ミックスジュース、トマトジュースなどの飲み物が効果を期待できます。
ここで注意したいのが、果物のジュースは果汁10パーセントよりも100パーセントの方を選ぶことです。あくまでも飲み物で果汁を摂りたいので、ビタミン類が多く配合されている果汁100パーセントが二日酔いには良いでしょう。おすすめの飲み物その2【栄養ドリンク】
栄養ドリンクなどの飲み物は、二日酔いに効果を発揮する飲み物として開発されたものですので、昨今はたくさんの種類が発売されていますが、効果は症状や体質、成分の配合量によりさまざまです。ここでは、特におすすめの商品をご紹介します。
「ノ・ミカタ」
しじみ160粒相当分のアミノ酸“アラニン”を速攻吸収。