食べすぎた時の対処法|当日夜すべきこと・翌日すべきこと
食べ過ぎても食事は抜かない
食べなければ体は栄養がゼロの状態です。体全体が「次の食べ物が来たら必要以上に貯め込むぞ」と指令を出します。そのため久しぶりに食事をすれば血糖値は急激に上がります。血糖値が上がるとインシュリンの働きが活発になり、脂肪をたくわえる一因となります。
インシュリンは糖をエネルギーにしようとしますが、持ちきれない糖は脂肪細胞に送られ貯められるのです。食べ過ぎて食事を抜くことは、その後さらに太ってしまう原因を自ら作ってしまうため食事を抜くことは最善ではありません。カロリーをおさえた食事
何を食べたかを把握し、かつ食事は抜かずにヘルシーな食べ物を摂取することが大事です。野菜は2時間前後で消化し、フルーツは1時間弱で消化してくれるので積極的に取り入れて消化に良いカロリーをおさえた食べ物を食べていきましょう。
食べ過ぎたことが原因で気持ち悪いときの対処法
「食べ過ぎた。なんだか吐きそうで気持ち悪い。」こんな時は横になりたくなります。しかしなにげなく横になるのではなく、この時の体の向きにも注意してみましょう。食べ過ぎた時に適した体の向きというものがあります。
右側のおなかを下にして横になる
胃に入った食べ物は人間の体の構造上、右下の十二指腸へと流れるようになっています。そのため右側を下にして横になると消化がスムーズになります。吐きそうな状態であるときは、逆に左側を下にしたほうが良いようです。横になっても本当に眠ってしまわないようにしてください。眠っている間は消化機能の進行は遅くなります。食べてすぐ眠るのは良くないと言われているのはこういった理由があるからです。
胃薬
胃薬にも種類がありますが、食べ過ぎた時は消化不良に効果が見込まれる胃薬を選びましょう。胃薬には爽快感が得られる物が多いのですぐに効いた気分になりますが、食べ過ぎたことで胃の負担は2、3日は続きます。過信しないように過ごしましょう。
食べ過ぎたことが原因で吐きたいときは吐くべき?
吐き気を無理にがまんする必要はありません。吐きそうな時は吐いてしまったほうが体は楽になるものです。その後が重要で、吐いた後は水分が大量に失われる場合があります。いったん吐き気がおさまったら、スポーツ飲料や経口補水液などで水分を補給するように心がけましょう。
食べ過ぎた後悔エピソード
家族10人ほどで某テーマパークに旅行に行った男性の「食べ過ぎた後悔エピソード」です。
泊まったホテルの朝食バイキングがあまりにも美味しくて、男性は朝から何回もおかわりしてしまいました。おなかがパンパンになるほど食べ過ぎた状態で、さあ遊ぶぞと園内に入った時、じわじわと下腹の様子がおかしくなってきたことに気付きました。 案の定、痛みはどんどんエスカレートしだし、家族が園内を移動するごとにトイレ、家族がアトラクションに乗る間にトイレ、ついにはずっと医務室にいるはめになってしまいました。食べ過ぎたせいでせっかくの旅行が台無しだと家族にさんざん怒られて、腹八分にすれば良かったと大後悔したそうです。腹七分を目標にする
美味しい食べ物はたくさん食べたい。その気持ちはみんな一緒です。その楽しみは1回で終わらせるのではなくて「今日はここまで、また次の楽しみに取っておこう。」と前向きに考えて、食べ過ぎたり飲み過ぎたりするのを防いでください。
腹八分の1個手前の「腹七分」で、美味しく健康に食事をしていきましょう。