食べすぎた時の対処法|当日夜すべきこと・翌日すべきこと
コーヒー
「食後のコーヒー」というように、コーヒーは食べた後の消化にとても有効な飲み物であることがわかっています。コーヒーには、胃液を促して大腸の抗酸化させるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」が含まれています。しかし、飲み過ぎると鉄分が体に取り込まれにくくなるので飲み過ぎには気をつけましょう。消化を助ける食べ物を食べよう
野菜中心のスープやポトフ
野菜中心のスープやポトフは、温かいので胃腸の働きを助けます。野菜を生で食べるよりも効果的です。また一気にたくさん食べるのではなく、少量ずつ分けて食べるほうが食べ過ぎた後の胃腸の負担は少ないです。だいこんやにんじん、かぼちゃなどがおすすめです。忙しくて作るひまが無いという方は、コンビニやスーパーにもレトルトで少量分が売られていますので活用してみてください。カリウムを含む食べ物
食べ物には水分も含まれていますから食べ過ぎたということは、体の中に余分な水分も貯め込んでいることになります。カリウムを摂取することによってこの余分な水分の排出を促してくれます。ふかしたさつまいもやひじきも良いでしょう。こうしたカリウムを含む食品は、運動をする際にカロリー消費の手助けをしてくれます。消化にかかる時間を知ろう
食べた物が排泄されるまでの消化にかかる時間は、24時間から長くて72時間もかかります。食べ過ぎてしまう食べ物で多いのが「ご飯」と「お肉」ですが、ご飯を消化するには8時間前後、お肉を消化するには12~24時間もかかります。つまりお肉を食べ過ぎた場合、24時間はお肉を避けた食事メニューが良いとわかります。
消化には向かない食べ物も知ろう
シリアルはどうなの?
ご飯よりも気軽に食べられる物にシリアル食品があります。「シリアルは栄養素もたくさん含まれているし、牛乳をかけて食べるから良さそう。」と思う方もいるかもしれませんが、シリアルは食物繊維が硬いので消化が良いとは言い切れません。
こんにゃくは消化に良くない?
「こんにゃくってお通じに良さそうなのに消化に良くないの」と意外に思われるかもしれませんが、こんにゃくの食物繊維は不溶性食物繊維といって水に溶けない食物繊維です。こんにゃくが消化に良さそうな理由の一つに某会社の蒟蒻食品のイメージがあります。こちらには水溶性食物繊維が含まれています。
しかし普通のこんにゃくの場合、原料である芋と粉の段階で水溶性食物繊維のグルコマンナンが含まれていても、こんにゃくに精製される工程で不溶性食物繊維に変わってしまうのです。大量に食べると下痢や消化不良を起こしてしまう可能性も出てきます。食べ過ぎた夜にすべきこと
「食べ過ぎて苦しいから今日は何もしないで寝ちゃおう。」と食べ過ぎで胃に血が集まり頭に血が回らないせいで睡魔に負けてしまいそうになりますが、そこはぐっとこらえてください。ここで対処をしておくとその後の自分の体が全然違います。
軽く運動しよう
食べ過ぎたと落ち込んでいる暇はありません。気持ちを切り替えて軽い運動をしましょう。しかし、食後すぐの運動は消化に良くありません。食後30分ほど経ったらウォーキングやストレッチを徐々にしてみましょう。
つぼ押しで消化を促進
食べ過ぎた時に効く消化に良いつぼもあります。大腸に効く「天枢(てんすう」というつぼがおへその両脇5cmほどのところにあります。ここを痛くない程度にゆっくりと指で押しましょう。便通にも効果があるので「お通じが良くなれ」と願いを込めてつぼ押ししてみましょう。
食べ過ぎた翌日にすべきこと
食べ過ぎたと思った日の翌日の朝、体重計に乗ると「そんなに増えてない、良かった。」って思ったことはありませんか。
そして安心した次の日、つまり食べた日から2日後に体重計に乗ると「かなり増えてる、昨日食事セーブしたのに。」と理解できない展開になって嘆いてしまった経験もありませんか。自分は太りやすい体質なのかと思い込まないでください。これには理由があるのです。