漢方薬の飲み方大全｜苦くなければ子供も飲める

お茶は牛乳やジュースなどと同じように薬の成分に反応する場合があります。お茶で漢方薬を飲むのはやめましょう。

漢方薬の苦みを感じない飲み方としては、ココアに混ぜて飲む、オブラートに包む、服用ゼリーを使うといった飲み方をご紹介しました。

漢方薬の苦みを感じないようにするためには、「甘味を足す」というのがポイントです。ハチミツやメイプルシロップ、内服補助シロップなどを用意して、日替わりで味を変えてみるのもいいでしょう。 また、粉の漢方薬を少量の水で練って団子状にして飲む飲み方も、漢方薬の苦みを感じない飲み方の一つです。

漢方薬とほかの薬を一緒に飲む場合は、薬どうしの成分が重なって一日の成分の摂取量を超える場合もあり、注意が必要です。自分で買った市販の薬や、毎日飲んでいるサプリメントなどを漢方薬と一緒に飲む場合も同じです。漢方薬と他の薬などを一緒に飲みたい場合は、医師や薬剤師などに必ず相談しましょう。

漢方薬にも副作用はあります。一般に頻度は低いですが、注意は必要です。人によっては発疹やかゆみ、胃腸の不快感や腹痛、下痢、動悸などを起こす場合があります。漢方薬を飲んで、いつもと体の調子が違うと感じた場合は、すぐに医師に相談しましょう。

今服用している漢方薬が体に合っているかどうか、どのようにして判断するのでしょうか。まずは、漢方薬を飲んだ後に上でご紹介した副作用が出ていないかを見ます。もし副作用が出ていた場合は、もちろん今服用している漢方薬が合っていないと判断します。

その他にも、食欲が落ちたりなんとなく体調が悪いという場合も、体に合わない漢方薬である可能性があります。このように感じた時は、医師に相談しましょう。

漢方薬のいろいろな飲み方をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。とても苦いイメージをもっている方も、本記事の「漢方薬の飲み方」を参考にして頂ければ美味しく漢方薬を服用できるでしょう。お医者さんに処方されたからだにしっかり合う漢方薬を選びましょう。