顔の歪みの矯正方法・治し方|整体/マッサージ/割り箸

ヘルスケア

自分の顔が歪んでいるかどうかをチェックするには、まず鏡で目尻や口元、顔の骨をみます。顔全体が左右対称になっているかを確認するのですが、写真やパソコンのモニター上に直線を引いて確かめてみると、より分かりやすくなります。

顔の微妙な歪みは、素人では分かりにくい部分もあるので、顔の歪みの専門家に見てもらう方が確実です。 顔の歪みを自分で細かくチェックしたい人は、以下の項目を重点的に見てみましょう。 ・顔の左側と右側の印象が違う ・左右の目の大きさ、目の位置が違う ・鼻が真っ直ぐではなく、どちらかに曲がっている ・頬骨の高さや位置が左右で違う ・ほうれい線の長さや深さが左右で違う ・口角の位置が左右で違う ・いつも同じ方の歯で噛む癖がある ・滑舌が悪い ・麺類がすすりにくい

左右対称の人間はいない?

生まれたときの骨格によっては、小さい頃から顔に歪みがある人もいますが、多くの場合には毎日の生活習慣が原因になっています。

つい癖で頬杖をつく人は、いつも顔をどちらかの手に載せているので、体の重心が崩れて全体的にバランス悪くなります。バランスの悪くなった姿勢に頭を乗せている状態が続くと、顔もつられてバランスが崩れてしまいます。 食事のときに、左右どちらか片方の歯で噛む癖がある人や、ショルダーバックを同じ肩にばかりかけてしまう人、イスに座ると足を組む癖のある人、寝ている時にいつも同じ方の腕を下にしてしまう人、またはうつ伏せで寝る人も顔が歪みやすくなります。 多くの人は利き手や利き足があるので、本当に顔や体を左右対称にすることは難しいといわれています。

合わせ鏡

合わせ鏡で左右反転した自分の顔を見ると、顔の歪みをチェックしやすくなります。反転した顔は、見ているとすごく違和感がありますが、自分の顔のアンバランスさがハッキリと分かります。

合わせ鏡は、まず洗面所やバスルームにある壁掛け型の鏡の前に立ち、顔全体が映る大きさの手鏡を片手で持ちます。壁掛け型の鏡に映った顔を手鏡に映し、顔の輪郭が正面になるよう調整してチェックします。多くの人がいつもの自分の顔とは違うように感じますが、左右の顔で全く別人のように見える人もいます。 壁掛け型の鏡を使った合わせ鏡がどうしても上手くできない人には、リバーサルミラー(左右反転ミラー)や反面鏡といった鏡を使うと簡単にできます。普通のお店にも置いてありますが、通販で購入することも可能です。

人相学での顔の歪み

人相学は顔をみることで、その人の性格や運気、心の状態を歪みも含めて鑑定します。古くから口は心の毒、鼻は金運や人生、目は心の窓といわれて、顔にはその人のいまの心の状態が反映されていると考えられてきました。

特に口の歪みは素人にも見分けがつきやすく、全体的に口が歪んでいる人は周囲と距離を置きたい不信感の強い性格で、人に心を開きにくい人相といわれています。人付き合いも苦手で、友達とも疎遠になりがちです。 しゃべるときに口が歪む人は、その人の心が無理をしている状態です。自分では気づきにくい癖ですが、もし気づくことがあれば物事を素直に受け止めるようにすると直りやすくなります。口角を上げる練習をして、笑顔で人と接することを心がければ無理することなく、自然に人と付き合えるようになります。

顔が左右対称だとワガママになる?

最近では「シンメトリー整顔」という小顔エステも登場していて、意識高い系の女性にとても人気があります。しかし、シンメトリー顔の美しい人は、多少歪みのある一般人よりワガママになりやすいという研究結果が海外で発表されました。

研究者達は、まず「シンメトリー顔の美系は、人のために一生懸命働くことよりも、自分のためだけに利益を求める」という仮説を立て、幅広い年齢の被験者292人を対象に実験しました。 実験は、「協力して物を分け合う鳩チーム」と「鳩チームから物を奪い取る権利のある鷹チーム」のどちらかを選択するという単純な内容です。この結果、鷹チームを選択した人はシンメトリー顔に近いという傾向があったことから、研究者達はシンメトリー顔の人はワガママになりやすいと結論付けています。

苦労すると顔が歪む

シンメトリー顔の人はワガママになりやすいという実験では、苦労すると顔が歪むという結果も出ています。

被験者のなかでも、顔がアシンメトリー(非左右対称)の人は健康ではなく、恵まれない幼年期を過ごしている傾向がありました。栄養状態は悪化していて、病気やタバコ、非衛生な状況での生活によって顔が歪んでいる人が多く、このことから苦労して生きてきたことで、顔が歪んでしまったという結論に達しています。 反対に、シンメトリー顔の人は健康なことはもちろん、魅力的で自立している人がほとんどでした。しかし、他者に協力することはなく、いつも周りに助けてもらっている立場だということがわかり、シンメトリー顔の人は、自ら苦労する道を選ぶことはないので、顔が綺麗なまま生活ができるとの結論も発表されています。

顔の歪みを治してスッキリ

顔の歪みは心と体に深く関係していますが、歪んでいるからダメということではなく、「なぜ歪んでいるのか?」を考えて治すことで、自分の抱えている問題も解決できます。

顔の歪みは、よくいわれている「片方の歯で噛む癖」だけでなく、右手の握力だけが強い、周りに迷惑をかけないようにする性格、家の中と外での自分の違いがありすぎるなど、その人の個性がおもてに出ていることもあります。 歪みを放っておくと、見た目だけでなく健康にも影響がでてしまい、性格的にも問題が発生する恐れがあります。まずは自分の顔がどのくらい歪んでいるかをチェックして、できそうな方法で改善していきましょう。歪みを治すとスッキリとした顔になるので、人と会うときにも自然な笑顔ができるようになります。
タイトルとURLをコピーしました