クラッシャー上司の特徴・特徴別の対策や対処方法

クラッシャー上司は、上記でも述べたように、人を肯定したり褒めたりするよりも、人のことを否定したり叱ったりする機会の方が、多いと予想できます。人のことを否定したり叱ったりする際は、周囲が思わず振り返って見てしまうほどの大声で怒鳴りつけたり、言葉汚く罵ったりすることもあり、叱られた人は自信を喪失することもある程です。

クラッシャー上司は、怒鳴ったり注意をしたりする際に、場所を選ばないことが多いと言われています。その為、叱られた人は大勢の社員や同僚、部下の前で怒鳴られたり罵られたりすることもあり、心に深い傷を負ってしまうこともあります。

上記で、クラッシャー上司の特徴をご紹介しました。他人に責任を押し付けたり、部下を怒鳴りつけたりすることもあるクラッシャー上司の言動に対して、「理不尽だ」「酷い」などと感じる方も多いでしょう。しかし、相手は自分よりも立場が上の上司である為、結局反論や注意をすることができないまま、悩んでいるという方も、少なくないと予想できます。

そこで続いては、クラッシャー上司とどのように付き合っていけば良いのか、対処法について考えていきます。

理不尽な言動が多いと言われるクラッシャー上司ですが、業績が良い人やミスをしない人に対しては、唐突に叱り出すようなことはしません。クラッシャー上司は、能力がない人やミスをした人をターゲットにして、叱ったり八つ当たりをしたりすることが多いのです。

ですから、仕事でミスをしなければ、クラッシャー上司にもターゲットにされにくいでしょう。完璧に仕事をこなしている人を怒鳴ったり罵ったりしても、明らかに理不尽だと周囲の人から思われ、むしろクラッシャー上司の立場が悪くなってしまう危険性があります。仕事でミスをしなければ、クラッシャー上司が怒鳴ったり八つ当たりをしたりするようなきっかけを与えずに済む為、理不尽に怒鳴られることは、なくなるでしょう。

どうしても耐えられない場合は、会社の人事や上層部に、クラッシャー上司の人事異動を依頼するのも、1つの方法です。クラッシャー上司の言動が、上司としてあまりにもひどいと会社側から判断されれば、クラッシャー上司は異動となったり、管理職としての立場から降格したりする可能性もあります。

また、自分自身の人事異動を会社にお願いするのも、1つの方法と言えるでしょう。異動すれば、クラッシャー上司の元を離れて働くことができるので、クラッシャー上司に悩まされる日々から抜け出すことができます。

ここまで、クラッシャー上司の特徴について見てきましたが、反対にクラッシャー上司に対して委縮しやすい人の特徴についてもご紹介していきます。

クラッシャー上司に委縮しやすい人の特徴として、気が弱い人が挙げられます。気弱な人は、クラッシャー上司からの無理な仕事の依頼や理不尽な説教などにも迎合してしまうことが多く、「叱りやすい部下」として、クラッシャー上司に目をつけられてしまいやすいと予想できます。