パワハラ上司の特徴・心理的特徴|末路・復讐のされ方の特徴
パワハラ上司への復讐の特徴
パワハラは、ひとりの社員の心をズタズタにするばかりか、人生を狂わせ、最悪の場合には自殺をしてしまうことにもなります。そんなパワハラにじっと耐えていられますか。同じ人間として絶対に許せないと、そんな気持ちにさいなまれていませんか。そんな人のなかには、パワハラ上司に対して復讐を企てている人もいるのではないでしょうか。
パワハラ上司への復讐方法
パワハラに対する復讐方法は、いろいろあります。単なる上司への嫌がらせから、職場のパワハラが生まれる環境を改善する方法を模索する場合もあります。また、パワハラ上司本人を告発して行為を反省させるか、あるいは職場、会社から追い出す方法までさまざまです。
どの方法を選ぶのかは、上司との今までの関係性や勤めている会社がどのようにパワハラに対して取り組んでいるかなど、さまざまな状況によって変わってきます。それぞれの特徴を考えながら、どの方法が最も効果的か考えましょう。 さらに、自分の立場を考えたときに、怒りに任せてしまってはかえってパワハラ上司の思惑通りということになるかもしれません。復讐方法は、できるだけ慎重にして、できれば周りを巻き込むことです。仕返し
パワハラ上司の仕返しで、最も効果的で気持ちがスカっとするのが、忙しいとき、上司が困っているときに、手伝わない、無視することです。あとから「倍返し」のパワハラがあるかもしれませんが。パワハラ上司には、「思い通りにはいかないぞと」という明確なメッセージになっているのが特徴です。ここでパワハラ上司から「助けてくれ」といわれたらしめたものです。
訴える
もし、社内にパワハラをはじめとするハラスメントに関する相談窓口は、それらを解決するための社内コンプライアンス、あるいは産業医などがある場合、この機能を利用することです。ほとんどの場合、総務が兼務しています。
中小企業では、こうした相談窓口がないことが多いのですが、「個人的にユニオンに入会する」「労働基準局に相談する」最終的には弁護士に相談して、法的に訴えるといったいろいろな方法があります。 この方法の特徴は「訴えてやる!」と声に出すことでパワハラ上司にブレーキをかける効果もあることです。処分
パワハラは現在の社会問題として注目されており、さらにパワハラによって自殺者を出したとなれば、パワハラ上司はもちろん、会社として何らかの処分を受けることになります。処分の大小は別として、パワハラが原因での処分となれば、周りの目もそれに注目されるので、パワハラ行為にブレーキがかかる可能性が高くなります。
異動
パワハラを訴えた場合の特徴として、会社としてはまず「ことなかれ」を優先します。つまり、加害者と被害の隔離を考えます。そしてパワハラ上司を他の部署に移すのか、パワハラ被害者を移すのかは、そのときの会社の意向になります。会社の聞き取り調査によって、同じ部署の他の人からもパワハラに事実確認などが取れた場合には、ほとんどの場合パワハラ上司が異動することになります。
クビ
会社にとって、クビというのはリスクを伴います。パワハラがあったからといって、クビにするのは、のちのちパワハラ上司から会社が訴えられかねないからです。
パワハラでケガを負わせて刑事事件になるなど、しっかりとした事実確認のうえでパワハラが証明された場合は別として、社内の査問機関でパワハラと認定されても、さすがにクビというところまではいかないのが特徴です。クビにしてほしいと思っていても、パワハラ問題の特徴として、加害者にもそれなりの人権保障はあるのです。