男女別ニートの末路の例
「ニート」という言葉を聞いたことがありますか。最近では、引きこもりと一緒に「ニート」という言葉が使われることも多くなりました。ニートとは、「NEET」と書き、「not in education, employment or training」の略称です。
ニートとは、15歳から34歳までの家事や通学や就業、職業訓練などを行わない人のことを指します。そして、日本ではこの「ニート」が実は結構な数います。ニートになる理由は人それぞれですが、ニートの末路は悲惨なものが多いです。ここでは、男女別のニートの末路についてご紹介します。死亡
ニートの末路としては、考えられるのが自分を養ってくれている人が亡くなった場合です。それまで自分が働かず収入がない状態でも生きてこれたのは、ニートの親や親族が面倒をみていたケースが多いでしょう。
しかし、ニートである子も年を取っていくにしたがって、親も年をとります。親が亡くなるとニートである子どもは食べることができなくなります。そういった末路をたどった例として以下をご紹介します。男性のニートの末路；衰弱死の例
ある55歳の男性の例です。その男性は長いこと就職せずにずっと家に引きこもって生きてきました。その間は、親が働いたお金や老後の年金などを食いつぶして生きてきましたが、その男性の父が亡くなり、数年後に母が亡くなりました。しかし、そうなるとそれまで支えてきてくれた親の年金が支給されなくなってしまいます。
男性は、結局食べるものも食べられずに衰弱死していきました。本来であれば、就業するか本人の申し出によって生活保護など生きる道があった可能性がありますが、男性はそのようなことも知ることなく孤独死しました。女性のニートの末路
女性の場合は「ニート」と言っても言い方を変えることが可能です。それは「家事手伝い」です。しかし、そうは言っても何歳になっても「家事手伝い」は通用しなくなるというのが現実です。女性のニートの場合は、「家事手伝い」が通用する20～3、40代くらいのときに本当に結婚相手をみつけて結婚してしまえば専業主婦という座につくことも可能です。
女性のニートの悲惨な末路
しかし、その適齢期をこえて結婚の予定もなく40、50、60歳となっていった場合には悲惨な末路が待っています。前述の男性と同じく、女性のニートの場合もその生活費をもってくれているのは親の場合がほとんどです。女性ニートの場合も、その親が亡くなったときから悲劇が訪れます。以下にそのニート女性の悲惨な末路の例をご紹介します。
女性のニートの末路例
女性のニートの場合も男性と同じく親の収入、年金に頼る生活になります。そして、女性の場合は言い方によれば「家事手伝い」という名目があるため若いときにはあまり本人に焦りがないパターンも多いでしょう。しかし、女性の場合は歳をとればとるほど、状態が深刻化します。
ある女性の例ですが、その女性は「家事手伝い」として親の収入や年金をたよって生活していました。しかし、結婚相談所に登録してもその理想の高さからなかなか良い相手が見つかりません。気づけば30代後半、40代となり結婚相談所でも自分の理想に合う相手とマッチングされる人がいなくなりました。さらには、両親が40代で二人とも亡くなり収入源が絶たれます。 女性は就業経験もなく、また年齢的に水商売も難しい状態。結婚もできないとなると、生活することすら厳しい状況になりました。年代別ニートの末路の例
男女別のニートの末路についてみてきましたが、同じニートと言っても年代によってその末路は変わってきます。ここでは、年代別ニートの末路についてご説明します。
中年
中年のニートの末路は悲惨なものが多いでしょう。というのも、中年となってしまうと、ニートからの一発逆転を狙うのが難しくなるからです。一発逆転とは何かというと、例えば起業して事業を始めて成功する、小説を書いてベストセラーとなる、一念発起して特技を活かして中途入社する、女の人であればお見合いして結婚し専業主婦となるなどです。
年齢が若いうちだと、途中から学びなおして軌道修正も可能ですし、例えば趣味でゲームプログラミングをして部屋にこもっていた人がゲームメーカーに中途入社できたりという例もあります。しかし、30代～40代の中年ニートとなればそのような一発逆転もなかなか難しいです。そのため中年のニートの末路は悲惨なものとなる傾向にあります。中年のニートの末路例
