モンスター社員の特徴と特徴別対応・対処・退職の仕方
自分の非を認めないモンスター社員には?
自分の非を認めないのはモンスター社員に共通する特徴と言えるでしょう。頭ごなしに怒鳴ったり、文句を言うのは得策ではありません。
まずはモンスター社員が納得するに足る明確な判断基準と合理的な説明を準備しましょう。また問題を繰り返すようであれば、社内規定や法によって処分を受ける可能性も出てくるといった、正式な処罰をきちんと説明することも効果的です。執拗に権利主張をするモンスター社員には?
モンスター社員の在籍する部署や仕事が、本人の能力を鑑みて不適切な可能性はありませんか。モンスター社員は基本的に自分を認めてもらいたいという欲求が人一倍強いのが特徴です。
もし本人に適した部署で仕事の成果を上げられるのなら、自然と周りもその能力に一目置くようになるでしょうし、モンスター社員自身も気持ちよく仕事が出来れば落ち着いてくれる可能性もあるでしょう。 しかしその反面、社内の規則については細かく整備することが求められます。今はインターネットの普及により社員自身の権利を守るための知識が得やすい時代となりました。モンスター社員のような人達は、その知識を笠に会社の隙をついてくることも十分に考えられるのです。採用までにモンスター社員予備軍を見抜け!特徴5選
・愛想よく受け答えをし、必要以上に面接官に胡麻をするような特徴を持つ人は、上手く面接官に取り入り、自分の評価を上げようと考えています。
・面接官の特徴によって、自分の態度や話の内容を変えるような特徴がある人は、複数の面接官が顔を突き合せれば、それぞれに印象や情報が違い、判断に混乱が生じます。 ・社会の役に立ちたいという、社会人としての基本が欠如している人は、他人との共感性がなく、社会人の一員として仕事に取り組む熱い思いが感じ取れないという特徴があります。 ・今までの転職理由が常に「職場の人間関係」である人は、前職場を辞めざるを得なかった可能性が高く、転職後の仕事に対し夢を抱いたビジョンが感じとれないという特徴があります。 ・面接の自己アピール中に、謙遜した表現が見られない人は、「自分のおかげ」ととれるエピソードが異常に多く「周囲の協力のおかげ」といった表現は見当たらないといった特徴があります。モンスター社員はこうして退職していった!特徴を紹介
モンスター社員は、雇用期間が長引けば長引くほど、他の社員と上手く付き合っていくことが困難になるだけでなく、会社にとって不利益な存在となります。そうなると雇用主は最終的に、モンスター社員に解雇を申し渡すほか方法がなくなってしまいます。
しかしモンスター社員の恐ろしいところは、雇用主側の詰めが甘いと、会社を去った後も労働基準監督署に申し立てたり、弁護士をたて裁判で訴えを起こしたりと会社を責め続けるところです。実際に不当解雇で訴えられると、ほとんどの場合は会社の敗訴となってしまいます。どのように対策をしていくと良いのでしょうか。モンスター社員を解雇するために必要なこと
まずは社内規定を整備することです。特にモンスター社員に特徴的な、自身の評価を下げられることに対する不服に対応できるよう、人事評価制度や給与や手当に関する項目は細かくチェックすることです。
そして解雇権乱用として解雇が無効とされることが無いように、誰が見ても解雇が妥当と判断される理由(客観的理由)と、何度も注意したが改善されないとする証拠と誰が見ても解雇以外に方法がないとする理由(社会通念上相当する理由)を準備できるよう、マニュアル化することです。解雇は最終的な手段ですが、詰めが甘いと解雇すら出来ません。