男女モンスター社員の特徴や傾向とは？
あなたの職場に自己中心的な考え方で、自己主張が激しく、時には親まで登場してくるような、職場での影響や迷惑を考えることのできない困った社員はいませんか。
昼間はダラダラと業務を行い、残業代が発生する時間帯になってようやく仕事に本腰を入れるこの社員に、もし上司が注意などしようものなら、烈火のごとく会社批判を浴びせ、自分の非を認めようとしないというように、会社にとって不利益でしかない厄介な社員をモンスター社員と言います。 女性では上下関係を重んじることができず対等な権利を要求したり、男性では社会的地位の高い人にだけ媚びを売るタイプのモンスター社員も多く、彼（彼女）らは常に社内で嫌な存在感を光らせています。パワハラタイプのモンスター社員の特徴は？
自分より立場の低い人に対して、その人の考え方や仕事の進め方に目を向けることなく、自分の主張を押し付ける特徴があります。このタイプのモンスター社員が上司となれば大変です。仕事は出来る人が多いため、少しでも気に入らないことがあると、感情的になって部下を精神的に傷つけるような態度や発言を繰り返し、徹底的に攻撃します。
このようなモンスター社員の特徴として、部下の感情に配慮するような姿勢は微塵も感じられません。ひねくれた反抗タイプのモンスター社員の特徴は？
以前に何があったのかはわかりませんが、人の善意や誠意を全く信用していないこのタイプのモンスター社員は被害妄想が激しく、自分のことを周囲が低く評価しようものなら、突然キレたり攻撃的になる特徴があります。そもそもコミュニケーションが苦手で天邪鬼な性格が特徴的で、こちらが正当な主張をしても、全く聞き入れるはずもありません。
対人関係が不安定なモンスター社員の特徴は？
人によって態度をコロコロと変え、とにかく自分を守ろうとする特徴があるこのタイプのモンスター社員の存在により、社内で情報が錯綜したり嘘の情報が流されたりと、社内の空気は非常に悪くなります。このタイプのモンスター社員の特徴として、必要を感じれば周囲に気遣いができたり社交性が高い場合もあります。
このため味方を作る能力に長けている場合もあることから、仲間を作って集団で自分に都合の良い主張を展開してくる場合もあり大変厄介な存在です。自分が一番！自信過剰型モンスター社員の特徴は？
このタイプのモンスター社員は誰よりも自分が優秀であると信じて疑わず、自分のやり方が当然正しく、そのやり方や考え方に固執する特徴があります。そのため他人にも自分に関心を持ってもらいたい、評価されたいという気持ちが常に自慢話や自己アピールにつながるという特徴があります。
しかし一方で傷つきやすく、自分に対して厳しい相手に対しては、自己防衛のため徹底的に自己弁護をまくしたて逆切れします。一言注意しただけで、時に業務妨害と思えるほどの騒ぎになることもあります。冬彦さん！？親介入型モンスター社員の特徴は？
モンスター社員は育ちによるものなのでしょうか。このタイプのモンスター社員は、会社で気に入らないことがあると、即親に「いかに自分が不当な扱いを受け傷ついているか」を話し、介入することを望みます。こうなると会社の業務に全く関係のないモンスター社員の親に対して、会社は時間を割かねばならず、非常に迷惑を被ることになります。
私って可哀相！ガラスのハート型モンスター社員の特徴は？
元々自分に自信がないこのタイプのモンスター社員は、批判されたり拒絶されたりすることを異常に警戒しているという特徴があります。極端に引っ込み思案なせいで、いったん気に入らないことがあると、自分は「悲劇のヒロイン」とばかりに会社を休職してしまい、復職してもまたすぐ休職したりと上手く制度を利用します。
主治医とも連携がとれず、いったいいつ回復するものともわからず、全く生産性を期待できません。それにもかかわらず自分の気の向いた活動や仕事の時だけ元気になったり、モンスター社員に対する周囲の感情には全く配慮はありません。モンスター社員はサイコパスなの？
サイコパスとは人間が通常持ち合わせている「良心」というものが全くない、それを矯正する事も不可能な精神病質的特徴を心理学用語で表した言葉です。
アメリカの心理学者であるマーサ・スタウト氏の著書「良心を持たない人たち」では、サイコパスの人口に占める割合が、欧米では4％（25人に1人）、日本では欧米の10分の1（250人に1人）と紹介されています。 サイコパスと聞くと、慈悲の感情もなく人を殺す凶悪犯罪者を思い浮かべますが、250人に1人程度の割合でサイコパスが存在するのであれば、1社に1人くらいの割合で、社員の心を殺すサイコパスがモンスター社員である可能性も考えられるでしょう。モンスター社員は特徴ごとにこう接する！
モンスター社員にはいくつかの特徴があります。その特徴に応じて適切な対応をすることで、とりあえずその場を収めることは可能です。業務の遂行が出来なくなるようなモンスター社員の言動には、その特徴ごとにどのように対処していくと良いのでしょうか。
興奮気味のモンスター社員には？
人の意見に全く耳をかさず、自分の主張だけをまくしたてる興奮気味のモンスター社員には、話を遮って何かを伝えようとしても無駄です。まずは落ち着くまで、だまって頷きながらすべての話を聞きましょう。メモをとりながら聞くと、会社としての後の対応にも役立ちますし、モンスター社員も自分の言い分を聞いてくれていると思い、次第に落ち着いてくるでしょう。
猛烈なパワハラを繰り返すモンスター社員には？
社内の他の社員に対し、パワハラと取れる言動を繰り返すモンスター社員には、社内規則などにより問題となる言動を具体的に禁止し、マニュアル等を整備してから臨みます。
何らかの処分を申し渡す際は、問題となる言動に対して焦点をあて、決してモンスター社員自身を否定していると思わせる表現は用いないように注意します。規則に違反しているから仕方ないとモンスター社員自らが納得いくように持っていくのが得策です。