ゴールド免許証は、5年間無事故無違反の優良運転者に公布されます。ゴールド免許証を取得しているドライバーには、いくつかの特典があります。
例えば、自動車運転免許証の更新時の講習時間が短縮されます(一般運転者講習1時間が優良運転者講習30分に短縮)。また更新費用が安くなります。さらに更新手続きを、運転免許試験場に行かずに近くの警察署で行うことができます。 多くのメリットがあるゴールド免許証ですが、もしドライバーがうっかりそれを期限切れにしてしまった場合に、再取得手続きによって優良運転者の資格は引き継がれるのでしょうか。6か月以内であれば引き継がれます。しかし6か月を超えての再取得手続きでは、引き継ぐことができません。 こうした点からも、自動車運転免許証の更新を忘れずに行うことの大切さがわかるでしょう。海外免許が期限切れした場合には?
国外で自動車を運転する方は、海外免許証(国外運転免許証)が必要となります。この国外運転免許証は、日本が加盟しているジュネーブ条約に基づいて、各都道府県の公安委員会が発行しています。国外運転免許証の有効期限は1年で、期限切れになったら更新ではなく、新たに取得する手続きをしなければなりません。
ですから、ドライバーが海外で1年以上滞在するような場合には、日本の自動車運転免許証をその国の自動車運転免許証に切り替えるか、もしくは試験を受けてその国の自動車運転免許証を取得することが求められます。 こうしたことから、国内の自動車運転免許証の有効期限が1年未満の場合には、国外運転免許証の発行を受けることができません。ただ特例措置などもありますので、詳しくは公安委員会に確認すると良いでしょう。自動車運転免許証の更新を忘れずに!
ここまで、期限切れとなった自動車運転免許証の再取得の可否と、その手続き方法について解説してきましたが、いかがでしたか。
自動車の運転は自動車運転免許証があって初めて許可されるものです。3年間から5年間という使用期限は長いため、つい更新を忘れがちになりますが、せっかくお金と時間をかけて取得した自動車運転免許証です。大切に扱うようにしましょう。 期限切れから時間が経てば経つほど、再取得には手間と時間とお金がかかります。ですから更新ハガキが届いたなら、油断することなくすぐに更新手続きをするようにしましょう。そして時々、自動車運転免許証の有効期限を確認することも怠らないようにしましょう。 全てのドライバーが、ゴールド免許証の取得を目指して安全運転に努めましょう。