車を運転している時に急にキュルキュル音が発生した場合、車を止めて確認を行うことが必要ですが、すぐに車を止めることができない場合であっても応急的な処置を行うことができる場合があります。車の走行中に行える応急処置は、エアコンのa/cボタンを押してエアコンのコンプレッサーを止める方法です。
a/cボタンを押すとエアコンから出る風が冷たくならなくなってしまいますが、ベルトに掛かる負荷が小さくなってベルトがスリップすることを防ぐことができる場合があるので、走行中にできる応急処置です。この方法はあくまでも応急処置なので、車を安全なところに止めたらベルトを確認してみましょう。車を止めたらベルトの張りを確認してみる
安全なところに車を止めたらエンジンを止めた状態でエンジンルームを開け、ベルトの確認を行いましょう。ここで確認したいことはベルトの張りです。ベルトの張りは車によって適正値が異なるものですが、ベルトを指で押した時に1〜3mm程度撓むのが正常な状態です。指で押した時に大きく撓むのであれば、張りが不足しています。
また、このときにベルトが劣化していないかどうか目で見て確認してみましょう。ベルトの外側や内側にひび割れが発生していればベルトの交換時期なので、早めにベルトの交換を行いましょう。音を止めるのスプレーを使用する
ベルトのキュルキュル音を一時的に止めるのであれば、ベルトの鳴き止めスプレーを使用して音を止めることができます。鳴き止めスプレーは数百円で購入することができ、ベルトにスプレーするだけでキュルキュ音を止めることができますが、ベルトの劣化がひどい場合は音を止めることができない場合があります。
また鳴き止めスプレーは一時的な処置を行うためのものなので、劣化したベルトを修理するものではありません。鳴き止めスプレーでキュルキュル音を止めた後は早めにベルトの交換を行いましょう。根本的に直すのであれば修理に出すのが一番
ベルトのキュルキュル音を止める一番の方法は、ベルトの交換を行う方法が一番良いでしょう。ベルトがキュルキュル音を立てている時は、ベルトの劣化が原因で異音が発生する場合が多く、ベルトを新品のものに交換すればキュルキュル音を完全に止めることができます。
ベルトの修理を行うことは費用がかかりますが、キュルキュル音を放っておくとベルトが切れてしまって車に大きなダメージを与えてしまうことにもつながるので、早めに交換を行なって大きなトラブルを予防しておいた方が良いでしょう。我慢せずに修理することが重要!
ベルトのキュルキュル音をなんとかしたいけど、修理に出すのはお金が掛かるから我慢するしかないと考えている方もいると思いますが、ベルトがキュルキュル音を立てている時は大きなトラブルが出る予兆といっても過言ではありません。
修理せずに乗ってしまったせいで車が動かなくなってしまうことも十分考えられることなので、車からキュルキュル音が出ている時は、早めに修理を行なっておくと後々大きなトラブルが発生することを防ぐことができるので、結果的にキュルキュル音を早く治すことができて車に掛ける費用も安く抑えることができます。適切な修理を早めに行い、大きな音を立てない静かな車でドライブを楽しみましょう。