看護における環境整備の目的・計画・観察項目・留意点

仕事ノウハウ
このように患者に適した環境整備が必要です。

看護における環境整備の必要物品

看護における環境整備の目的・計画・観察項目・留意点

必要物品は基本的な清掃用具の他に、感染予防の視点で患者の療養に支障のない消毒薬などで拭くこともあります。また、使い捨てのものでベット周囲がふけると良いでしょう。また、髪の毛など細かいものも多いので粘着テープなども役立ちます。

また消臭剤などで臭気対策も必要です。(芳香剤は好みがあるのと、人によって気分不快になったりするので使用しません。)

看護における環境整備の手順

看護における環境整備でも、上から下への基本は変わりません。看護においては、落下菌の対策も必要なのでさらに上から下へと環境整備していきます。まず、患者のケアをしてそのままベット上の汚れを綺麗にします。ベット周囲を整え、ベットから患者の行動範囲を整えていくという手順です。

この際も患者自身とよく話しながら、患者が納得する形に進めていきましょう。

看護における環境整備は感染予防?

看護における環境整備の目的は多々ありますが、感染予防に対するものであることは間違いありません。きれいな環境では、感染を媒介する微細な虫たちも存在できません。塗沫感染なども予防することができます。そして、何より患者自身の免疫力も上がります。

看護における環境整備は、感染予防が大きな目的と言えます。

環境整備は看て護る基本

看護は患者を看て護る職業です。環境を看ればその人がわかる、というように、環境整備が療養に果たす役割は大きいです。ナイチンゲールの時代は、不潔極まりない野戦病院が横行していました。ナイチンゲールはその状況を看て、患者をばい菌や心身の免疫力の低下から護る必要を感じます。

そして、自ら雑巾を持って掃除をし、磨き上げることで気持ち良くなったばかりでなく、患者の治癒をはやめ感染症の予防にもなったことが看護の基本として今も引き継がれています。環境整備の物品もどんどん楽になっています。基本を忘れずに看て護っていきましょう。
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