看護基準の目的・10対1と7対1の違い・計算方法

仕事ノウハウ

病棟別の看護基準

看護基準の目的・10対1と7対1の違い・計算方法

病棟別にも看護基準があります。

精神療養病棟

精神科は疾患の性質により、在院日数が一般病棟より長いことが多いので算定基準が変わってきます。看護基準も10対1からです。

●10対1(平均在院日数40日以内・看護師比率70%以上)で1271点 ●13対1(平均在院日数80日以内・看護師比率70%以上)で964点 ●15対1・18対1・20対1(平均在院日数の規定なし・看護師比率40%以上)でそれぞれ824点・735点・680点

初期加算がとれる期間も長く、14日以内で+465点~181日から1年以内で+3点就きます。その他に、精神保健福祉士配置加算が1日につき+30点つきます。

認知症治療病棟

認知症治療病棟の看護基準は、認知症治療病棟1と認知症治療病棟2、そして老人性認知症疾患療養病棟があります。認知症治療病棟は医療保険、老人性認知症疾患療養病棟は介護保険になります。

●認知症治療病棟1 20対1(看護補助者25対1)では、在院日数30日まで1809点・31日~60日で1501点・61日以上で1203点となります。夜間は看護職員1名以上と看護職員または看護補助者2名以上置かなくてはなりません。

●認知症治療病棟2 30対1(看護補助者25対1)では、在院日数30日まで1316点・31日~60日まで1111点・61日以上で987点となります。夜間は看護職員1名以上という規定があります。

*老人性認知症疾患療養病棟に関しては、介護保険で介護度によってまた点数も変わってきます。

看護基準で施設の特徴を知りましょう

看護基準の目的・10対1と7対1の違い・計算方法

看護基準を比較してみると、在院日数が短く看護師比率が高いほど診療報酬が高いのが分かります。やはり診療報酬が高い方が病院にとっては良いことも多く、看護基準7対1にむけて努力する医療機関が多いのは納得できます。

しかし、病院ごとにそれぞれ意義を持っていますし、急性期の病院ばかりでは日本の医療は成り立ちません。そこで、療養病棟や認知症病棟などもきちんと点数がとれるように、看護必要度などの形で換算してバランスをとっているのですが今後も検討は続くでしょう。 その病院や施設がどんな看護基準を取っているかで、目的や方針・医療のスタイルなどが分かってくるでしょう。

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