睡眠状態
間質性肺炎の患者は呼吸が苦しいことで、十分な睡眠をとることができなくなってしまいます。そのため、身体的にも精神的にも不安定な状態になってしまい、病気が進行してしまう原因にもなってしまいます。
また、精神的に不安定になってしまっても睡眠に影響します。 看護師は看護計画を立案するときに、睡眠がしっかりとれているか把握して、ケアができるようにすることが大切です。間質性肺炎の看護観察項目
間質性肺炎になると、呼吸困難や微熱、咳などの身体的な症状と、不安や不眠など精神的な症状が現れます。症状の強さは患者によってさまざまですが、看護師は一つ一つを観察をし情報収集をすることで、その患者に対して効果的な看護計画を立案・実行することができます。
例えば、呼吸に対してはサチュレーションの数値やチアノーゼの有無、喘鳴の有無などその場ですぐに把握することができる情報もあります。また、栄養状態では食事量はもちろん、体重の変化、血液検査の結果などでも把握することはできます。 間質性肺炎は急激に症状が進行してしまう場合もあり、心不全を合併してしまうと命に係わるため、看護師は患者の状態をしっかりと把握し、何か変化があれば対応していくことが大切です。間質性肺炎の看護のときに知っておきたい関連図
間質性肺炎は、マイコプラズマなどの感染が原因であったり、原因が不明の場合や、膠原病が原因の場合があります。
そのため、関連図は何が原因で間質性肺炎になったかで内容は変わります。例えば、感染が原因であれば原因となっている感染に対しての治療はもちろん、看護ケアも必要です。また、膠原病が原因であれば膠原病の治療も並行して行っていく必要があります。 看護師は関連図を描くときに、間質性肺炎のみのことだけではなく原因となっている事柄に対してもケアをしていくことを考えることが必要です。