大腸がんの看護計画・看護関連図・観察ポイント|末期/終末期

仕事ノウハウ

看護国家試験での大腸がんに関する問題例

大腸がんの看護計画・看護関連図・観察ポイント|末期/終末期

看護師国家試験にストーマに関する問題は、必ず出題されます。問題としては、ストーマ造設術を受けた患者に対する看護や、ストーマの取り扱いに関しての問題が出題されています。看護学生はストーマ造設術を受けた患者の看護はもちろん、ストーマの取り扱い方法や注意事項もしっかりと学習しましょう。

大腸がんの看護での観察ポイント

大腸がんの観察項目は、バイタルサインなどの基本的な項目はもちろん、大腸がんになったことで現れる症状の観察も必要です。例えば、血液検査や腹部膨満感、排便の回数、腹痛などの症状の有無や、変化を観察することが大切です。

また、抗がん剤治療や放射線治療を行っている患者に対しては、治療の副作用の有無や程度、治療に対して不安などの有無なども観察しましょう。 看護師は患者がどのステージか、どのような治療を受けているか、治療の効果や副作用の特徴などさまざまな情報収集をし、患者毎の観察項目を追加して看護をしていくことが求められます。

大腸がんの副作用での看護の仕方

大腸がんの治療方法は、抗がん剤治療や放射線治療があります。これらの治療を行うと、髪の毛が抜けたり、吐き気、発熱、倦怠感や食欲低下などの症状が現れます。患者は、治療を行うことで大腸がんに向かっていこうという前向きな気持ちで治療を受けますが、副作用が出ることで前向きな気持ちも沈んでしまう傾向があります。

看護師は、副作用で苦しむ患者に対して少しでも症状が和らぐ方法で看護ケアを行ったり、精神的にも辛くなるため、精神的なケアも行いましょう。そのためには、正しい知識と方法を学習し、患者の状態に合わせたケアを行うことができるようにしておくことが大切です。

観察を行いケアをすることで患者を支える

大腸がんになると便秘や下痢、腹部膨満感、体重減少などの症状が現れます。治療は、化学療法や抗がん剤治療、ストーマ造設術です。患者は自分のがんのステージに合った治療を選択することになりますが、どの治療を受けるにしても不安や疑問を抱きます。看護師は、患者や家族の話を聞き、前向きに治療を受けることができるように精神的なケアをしていくことが大切です。

また、治療前後の観察は基本的な観察項目に加えて、患者毎にある大腸がん以外の症状も観察するなど、看護師は情報収集をしアセスメントをして看護計画を立案・実施していくことが大切です。
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