水の音
集合住宅で夜中にシャワーを浴びたりお風呂に入ったりすると、水が流れる音が集合住宅全体に響くことが多々あります。これは水は高い所から低い所に向かって流れるためで、排水管を水が流れる限り音を立てないようにすることは不可能です。それを深夜に行う場合、特に上の階でこういったことをされると、下の人はうるさいと感じるのは当然のことです。
そのため多くの集合住宅では、深夜での入浴は控えるように入居時に言われることがあるはずです。これを無視して深夜にシャワーを浴びれば、夜中は静かなだけに音が異様に響きかねません。非常識な人と断言しても問題ないでしょう。 しかい、確かに非常識ではあっても、自分がお風呂に入って寝たいだけの話なので嫌がらせではありません。上の階に子供がいる場合
上の階に子供が居る家庭の場合、子供の騒音が一番うるさいと感じる人が多いでしょう。子供は室内でも走り回ったり、地団太を踏んだり、バタバタと一日中していることもあります。足音もドアの開閉も、何もかもがうるさいとイライラしたり、嫌がらせだと感じてしまうこともあるでしょう。
しかしながら、子供に悪気はありません。問題は、室内では騒がないように過ごすことを教えない親にあります。自分が上の階の方に住んでいて階下の人のことを心配するならば、バタバタしないようにとか走り回ってはいけないなどと注意をしてしつけをするのが真っ当な親です。 それがされてないのであれば、親である大人が非常識で自己中心的なダメな人間だと判断するしかありません。ただ単にダメな大人なだけで、嫌がらせではありません。場所別:上の階がうるさいときの対応
分譲マンション
分譲マンションの場合、自分で購入した持家であることが多いでしょう。上の階に住む人も購入して住んでいるはずなので、基本的にはずっとこの先もそのマンションに居住する可能性が高いです。ずっと同じマンションで暮らしながら大きな揉め事になるとしたら、気が重くなります。だからといって、ずっとうるさいと感じながら暮らしていくことも、とんでもなくストレスになります。
管理人の方が常駐の場合は、管理人の方に相談してみてください。もし管理人がずっと変わらず住民とも密接に接していれば、間に入ってくれることもあり得ます。管理人の方から管理会社に連絡をしてくれて、間に入ってくれることも可能性としてはあります。 しかし、あくまで持家同士の人の間の話なので、自分で上の階の人に話し合いを持つなど自分で解決をしなければならないことが多いので、それは覚悟しておきましょう。賃貸物件
賃貸物件の場合は、今まで述べてきたとおり管理会社に相談する、または泣き寝入りする、あるいは別の賃貸物件に引越しをする覚悟で上の人にうるさいと伝えて揉める、穏便にお願いしてみるのどれかになります。
ホテル
ホテルに泊まっていて上の階の人がうるさいときは、迷わずフロントに連絡をして対応をお願いしましょう。自分の住んでいるところではないので、直接文句を言いに行かないように気をつけて下さい。思わぬトラブルの元になってしまいます。
宿泊料を払っている以上、サービスとしてホテル側に対応してもらうのは当然です。ただ勘違いしてはならないのは、少しうるさい程度であれば、あまりしつこくクレームは入れないようにしてください。お客様は神様というわけではありません。限度をわきまえて、どうしてもうるさいと感じて困るときのみフロントに相談しましょう。集合住宅はうるさいと割り切ろう
集合住宅は多かれ少なかれ音が響きます。そして、上の階の音がうるさいといって感じてしまう基準は人それぞれで、一律の尺度がありません。あくまで自分の感覚の上で、うるさい音に敏感な人もいれば、全く気にならない人もいます。
どうしても上の階がうるさいのが我慢できない人は、集合住宅にはあまり向いていないでしょう。そういう人は借家やメゾネットタイプの住宅に住む方がストレスが少なくてすみます。 鉄筋鉄骨造りのマンションであれ、木造のアパートであればなおさら、上の階の音は聞こえてしまいます。集合住宅に住んでいるのであれば、「集合住宅はうるさい住まいなんだ」と割り切ってやっていけるようにしてみましょう。常識外の騒音は別問題ですが、割り切ってしまえばある程度の音は平気になることもあります。せっかく住んでいる楽しい我が家での生活を自分で鈍感にそして快適にしてみてください。