ある中年男性のニートの末路ですが、その男性はずっとひきこもりで就職経験なく中年になりました。親も高齢となって年金だけの収入ではその男性にそれまでと同じ暮らしをさせることも厳しくなります。すると、いままで貰っていたお小遣いが足りないと中年男性は高齢の親相手に暴力を振るうようになります。
結果、親に大けがを負わして警察につかまってしまいました。中年男性のニートの末路では、ありがちな結果ですが悲惨の一言につきます。彼が刑務所から出所した頃には両親は他界している可能性もあり、結局は悲惨な将来しかないことが予想されます。高齢
高齢のニートの末路は、中年のニートの末路より深刻です。高齢ということは、働こうにも働く先はなくもちろん頼る親や親戚もいない人がほとんどでしょう。そんな状態であるのに収入を得ることができないのですから大変です。
収入がなく世の中とのつながりを絶ってしまっている高齢者の場合は、生活保護などの制度もよくわかっていない場合もありますし、ニートの場合は働いたことがない人も多く年金についても払っていないためにもらえない人がほとんどです。 結局、高齢者のニートの場合、自分で打つ手を考えられずに住むところさえ手放してしまう人も少なくありません。そして、ホームレスに転落するとそこには這い上がることができない世界が広がります。下手をすれば生活保護欲しさに悪徳業者にとりこまれる危険もあります。35歳以上のニート
ここまで中年のニートや高齢のニートの末路例ということでご紹介してきましたが、実は35歳以上のニート、つまり無職で家事や学校や就業や職業訓練もしていない人のことをニートとは呼びません。ニートとは、「not in education, employment or training」の略であり、15歳~34歳までの「家事や通学や就業や職業訓練をせずに無職の人を指します。
そのため、35歳以上の人の場合は、ニートではなく「中高年ひきこもり」という言い方になります。特徴別ニートの末路の例
男女別、年齢別のニートの末路についてみてきましたが、ここでは特徴別のニートの末路をみていきます。特徴別とは、例えば犯罪に手を染めるニート、生活保護に頼るニート、水商売に身を投じるニート、など悲惨な末路をたどる場合と、一発逆転で成功するニートです。
悲惨
悲惨なニートの末路としては以下のようなものがあります。
1.生活保護
生活保護を受けることは国民の権利です。しかし、問題なのは働くことができる状態にもかかわらず生活保護に頼ろうとする人です。もし、身体やメンタル面などで働くことができないと判断され生活保護が受けることができれば最低限の生活はできるでしょう。しかし、それが認められない場合には生活保護は受け取れません。
また生活保護が受けられたとしても、いつ打ち切られるのか、また役所からの厳しいチェックを日々受けることになります。2.ホームレス
住むところがなくホームレスになるという例は前述しました。生活保護の申請すら面倒であったり、働くことができるがその気がないという場合には、ニートの末路としては住むところも取り上げられてホームレスとなる可能性は高いです。
いったん家を失ってしまうと、住所を取り戻すにはかなりの努力が必要ですし、物理的にもネットもテレビも見れずに情報を得にくくなります。3.犯罪を犯してしまう
これはニートの末路としては最悪のパターンです。いままで働くことなく親などに養ってもらっていたニートの場合は、その収入源がなくなったことにより、窃盗を行う人も中にはいます。その場合は、警察のご厄介になることになり刑務所生活が待っています。
いったん、ニートで頼る人がいなくなった者が刑務所に入ると三食ついて寝床も確保できることに味をしめて、軽犯罪を繰り返すという人もいます。そのような末路は悲惨という以外に言いようがありません。一発逆転
ニートの末路といっても、一発逆転する人も中にはいます。例えば、学校に行ったり就職はしたくないと家に閉じこもっていたもののプログラミングなどPCの技術に秀でていたというニートの場合です。ずっとひきこもっていたとしても、あまりに優秀な人物である場合には一度も就職して働いたことがないニートでも企業からのお誘いがある場合も考えられます。
また、小説をひたすら書いていたという場合にもいきなり大きな賞をもらって文壇デビューを飾るということもあり得ます。女の人であれば、お見合いで結婚しお金持ちの奥さんになることもあるでしょうし、またいきなり起業して成功する人も中にはいます。