賞金にかかる税金の金額|ノーベル賞/競馬/宝くじ・注意点

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ここからさらに基礎控除や配偶者控除、社会保険料控除などが差し引かれます。ここでは基礎控除38万円、配偶者控除38万円、扶養控除76万円、社会保険料控除60万円、生命保険料控除10万円だとします。これらを所得金額から差し引くと、 346万円-(38万円+38万円+76万円+60万円+10万円)=124万円 となり、124万円が課税対象額になります。さらに賞金100万円の課税対象額は、 {(100万円-120円)-50万円}÷2=249,940円 です。 したがって税金がかかる課税対象額は124万円+249,940円=1,489,940円と計算されます。195万円以下の所得税率は5%ですので1,489,940×5%=74,497円が所得税になります。つまり懸賞金によって12,497円(=249,940円×5%)の所得税が加算されたということになります。

賞金を寄付した場合の税金の金額

賞金にかかる税金の金額|ノーベル賞/競馬/宝くじ・注意点

国や一定の条件を満たした団体・法人に個人が寄付した場合、その寄付金額は所得控除になります。ここで一つ重要なのが寄付名義です。年間所得が103万円を超えないアルバイト学生やパート主婦の人の名義で寄付しても所得税自体かかりませんので、寄付金による控除もありません。

しかし103万円を超える所得のある家族(例えば父や夫など)の名義でアルバイト学生やパート主婦が寄付した場合には、その父や夫は控除が受けられます。所得控除に該当する寄付にどんなものがあるのかは国税庁のHPを参照ください。

賞金には税金のかかるもの、かからないものがある

賞金はその金額によって、また支払われる団体によって税金のかかる場合と税金のかからない場合があることが分かっていただけましたか。税金がかかる場合には確定申告が必要になりますが、慌てずに準備して期間中に正しく確定申告を終えられるようにしましょう。

また自分には関係のない話だと感じている人もいるでしょうが。誰でも高額な賞金を手にするチャンスはあります。この記事で賞金の課税について興味を持っていただいて、国税庁のHPなどでより詳しい知識を身につけておくことをおすすめします。
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