猫好きであれば野良猫のために何かしてあげたいと感じるでしょう。一番やってほしいのは去勢、避妊手術です。しかし手術には1万~3万程度かかってきますので何匹も何匹もは難しいです。学生などであればそんな大金はなかなか用意できません。
去勢費用はオスのほうが安いのでオスだけ去勢するのも良いでしょう。野良猫が増えることで不幸になってしまう確率もどんどん上がっていきます。交通事故、病気など外で暮らすことで野良猫の平均寿命は非常に短いです。可能であれば「完全室内飼い」をおすすめします。 猫が飼える環境であれば、ペットショップへ行く前に野良猫や保健所の猫を見てください。野良猫に近づく際、飼う際はノミや病気なども考慮し必ずこの日のうちに病院へ連れて行き、健康診断を行いましょう。虐待する人間もいる
いくら猫が嫌い、迷惑をかけられて困っている、という人でもさすがに虐待まではしません。ですが、ごくまれにひどい虐待をする人間がいます。猫を増やさないことでこのような虐待を受ける猫を減らすこともできます。元々生きている野良猫を殺すという行為が「猫を減らす行為」ではありません。不幸な猫を「増やさない」というのが元々の目的です。
猫の虐待には、尻尾を切られたり、足を傷つけられたり、殺されてしまうケースもあります。猫たちはただ生きているだけです。野良猫の数が多ければ多いほど被害は増えますし、特によちよち歩きの子猫なんかは狙われやすいです。このような行為は一切許されないので見かけた場合はすぐに警察へ連絡をしましょう。直接注意するのは危険ですので必ず警察に連絡してください。保護する
野良猫の原因は野良猫同士でただ増えるだけでなく、人間が飼えずに捨てるということもあります。餌やり禁止、糞尿が迷惑。といっている人間たちが、自ら野良猫を増やしている場合もあります。
もし、捨てられた子猫などを見つけてしまったら、あなたが見て見ぬふりをできない優しい人だったら、保護できる環境であったら、動物病院へ連れて行ってあげてください。 獣医師さんに相談すれば病院で引き取ってもらえたり、里親探しに協力してもらます。里親探しの掲示板などもあるので活用してみましょう。SNSを使って呼びかけることができるのも現代の便利なところです。 子猫を欲しがっている人は意外とたくさんいます。里親は意外とすぐ見つかる可能性もあります。猫好きな知り合いなどがいれば頼ってみると必ず力になってくれるはずです。猫好きの周りには猫好きが集まるので里親も早く見つかるでしょう。野良猫と上手に付き合っていこう
多くの人が野良猫を減らしたいと考えているはずです。その考えは「猫が嫌いだから」「迷惑だから」というよりも、不幸な猫を減らしたいという優しい願いからのはずです。
野良猫と上手に付き合うために、餌をあげるときは責任を持つ、ルールを守る、できるだけ保護活動に加わるなど、自分のできることをしましょう。もちろん、周囲の人に迷惑をかけないことが大前提です。野良猫保護団体などもあり、野良猫の去勢、避妊手術をしている人もいます。みんなで協力しあって、可愛い野良猫の生活を守っていきましょう。