近年女性の社会進出も進み、同時に年々増加している離婚は多くの母子家庭を生み出しています。日本では離婚した際にほとんどの場合が母親に子供は引き取られることになっています。しかし、その背景には母子家庭による貧困が隠れており、衣食住もままならない状況に陥ることも多いと言われています。
父親に引き取られた場合はそのようなことはあまり考えられませんが、母子家庭による貧困というイメージはぬぐえず、就職においても不利だと言われているのです。両親の離婚と言うのは子供にはどうすることもできず、それに後ろめたさを感じながら面接を受けることは面接者本人が一番辛く、そして指摘されたくないと感じているでしょう。しかしながら、昔の名残だけでなく業種によっては家族構成を必ず聞いてくる場合があります。ここでは、母子家庭(ひとり親家庭)で育った方や、離婚経験のある方が面接時に家族構成を尋ねられた際の対処法について紹介したいと思います。
母子家庭(父子家庭)で育った場合の答え方
大手企業など新卒者が受ける場合、企業側も今後のビジョンを見据えて能力や適正、人柄をみて採用を決める傾向にあります。しかし面接時に家族構成を尋ねることもあるので、ひとり親家庭で育ったことが不利になると考えず『親は母の一人だけです』と自信を持って答えましょう。変に隠そうとしたり恥ずかしがる方がイメージは良くありません。また、質問内容としては就職差別に値するので答えない、という方法もありでしょう。
ここでは何より、答え方が大事だと考えましょう。新卒採用では、面接時の家族構成を気にするのではなく、内定後に直接身辺調査を行うと言われています。質問を気にしすぎないようにはっきりと答えるようにしましょう。自分に離婚歴がある場合
これは女性に多い内容ですが、離婚後、もしくは離婚調停中などに就職活動を行うことがあるでしょう。面接時に家族構成を聞かれたらどうしても居心地が悪いものです。そんな時は言える範囲で言うようにする、または答えないかの二択しかありません。どちらにしても採用には少なからず影響が出ると考えた方が良いでしょう。
出来るだけ丁寧に、そして真摯な対応を心がけましょう。家族構成を偽った場合
これは面接時、応募書類どちらにも言えることですが、仮に1つでも虚偽だと判明した場合企業側から内定取り消しをすることが出来ます。しかし、それは学歴や経歴、犯罪歴など重要なものに限りで、家族構成に虚偽の申告をしたとしても、質問辞退が規制を破っているため内定取り消しをすることが出来ません。
それでも嘘に変わりないので、採用になってもしばらくは居心地の悪い思いをするでしょう。面接時の質問は企業を見極めるチャンス！
いかがでしょうか。面接時に家族構成など詳細を尋ねることは厚生労働省の規制違反と言うことが分かりました。プライベートな質問だったり、不快な質問は答えない、という方法もあるので丁寧にやんわり断りを入れましょう。
就職差別に値する質問を分かっていて平然と行う面接官・企業は意識が低い会社の可能性があります。面接とは企業が面接者を見極める場ですが、せっかくのチャンスです。逆に、自分が企業を見極めてやる！くらいの気持ちで自信を持って挑んでいきましょう。資格をとって他の人より一歩リードしよう！
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