恋人の手切れ金相場・念書の書き方・請求する方法｜税金/法律

手切れ金は、お互いの契約で支払われるお金ですが、支払った側は贈与した形式になります。手切れ金を受け取った側は、贈与された人になります。人から贈与を受け取った場合には、贈与税が発生する場合があることを、覚えておきましょう。

手切れ金として請求する金額には、法的には決まりがありません。10万円でも1000万円でも請求するのは、自由です。支払う側が請求された金額に納得して支払うと認めた場合に、納得した金額を支払うだけです。1000万円請求されても50万円しか支払わないという答えも当然出て来ます。支払う側が支払う意思があって成立するのが手切れ金だからです。

受け取った手切れ金に対して、税金が発生しない場合があります。手切れ金という名目ですが損害賠償的な意味を含んでいる場合の手切れ金の場合は、考え方として慰謝料と同じ扱いになるため、受け取る金額に上限はなく税金は発生しません。

手切れ金の意味が、損害賠償的な意味を持たない場合には、贈与したと考えられるため贈与税が発生します。贈与税には基礎控除対象となる金額が決まっています。年間110万円までは課税されません。 そのため、金持ちの人に請求する訳ではない場合は、手切れ金の請求には100万円程度の金額を請求する人が多いです。

手切れ金には、損害賠償的な意味を持たない場合は税金が発生します。年間の贈与金額が110万円を超えた時点から発生します。高額な贈与を受けるのは自由ですが、支払わないといけなくなる税金のことを考えるようにしましょう。

手切れ金を支払うことになった場合、手切れ金を支払い終わった時にはトラブルを避けるために領収書を、書いて貰うようにしましょう。

受け取った日付と、金額と受け取りサインを記入してもらいます。そして、支払を完了したので、今後は一切連絡をしないとか、約束事を書いてもらい、書いた約束事を守れなかった時の罰として支払った金額は返金するなどといったことを約束して書いてもらうようにすると領収書という形で、二人の新しい契約が成立することになります。 この領収書のサインで、手切れ金の意味が、ちゃんと果たされたことになります。

誓約書とは、約束事をしたことを忘れないように書いておく覚書と考えて下さい。

誓約書には、約束して貰いたいことを細かく記載しておくようにする事をオススメします。別れた後で、言った言わないと水掛け論になると困ることは、キチンと二人の間で別れる前に取り決めをしておくことが重要です。

好きな人と付き合っていても、生活を送るのにお金が足りなくなると二人の関係がギクシャクして来ることがあります。お互いにやり繰りをしながら生活をしていても、お金が足りなくなると相手に対して不満を抱くようになってしまいます。

収入が少ないならタバコやめて欲しい、ビールは1日1缶にして欲しいと相手に求めてしまう事が次から次へと出て来ます。気持ちが貧しくなってくるので仕方がないことです。 お金があれば、気持ちにも余裕が少し持てるようになる事が出て来ます。人に優しくなれたり、自分自身もゆとりがあるからお金に対して細かい事をグチグチ言わない人でいられたりします。お金の力は、どんな人にも平等です。お金の価値は人それぞれ違います。

好きな人と別れるときに手切れ金という名目で、二人の交際を清算することができます。お金を払って無かったことにするのかと感じる人もいるでしょう。人と付き合っていれば、いつかは別れが来ます。離婚しても慰謝料という名目で手切れ金を受け取っている人も多いです。お金の名目が手切れ金という言葉がイメージを悪くさせているだけの場合もあります。

仲良く別れたから感謝の気持ちで、相手の支度金や未来の役に立って欲しいとお金を支払いたいと感じることもあります。お金を支払うこと、受け取ることが悪いことではありません。お互いに合意して気持ちよく別れるための方法の一つなだけです。