都合のいい女とは?意味、特徴、診断、都合のいい女をやめる方法
都合のいい女の特徴
都合のいい女は、自分に自信がなく、人間関係に大きな不安を抱えています。それゆえ、人に嫌われないために、忍耐強く寛大で、真面目で控えめな言動をします。
恋愛においては特にパートナーに尽くすタイプで、多少無理をしてでも、あるいは本当にその人にならなくても(夜中に会いたいと言われてタクシーで駆けつけたり、何時間遅刻しても許してしまったり)パートナーのお願い事は絶対です。返ってくるのは「ありがとう」の言葉のみでも全くかまいません。 いい人止まりで人間関係は、たいして広くないけれども全体的に浅いです。仕事の飲み会では気が利いて好印象だけど、プライベートの飲み会に誘おうとは思いません。盛り上がるのは過去のダメンズ話くらいです。都合のいい女にはそんな特徴があります。男から見た都合のいい女
大抵の男は都合のいい女が好物
「控えめで尽くすタイプの女性に弱い」という人は、男女平等が叫ばれる現代でもかなり多いです。そのように明言していなかったとしても、そういう女性に好意を寄せられて悪い気のする男はいません。都合のいい女は、男心をくすぐります。にもかかわらず、都合のいい女気質の女性の恋愛は残念なことになかなかうまくいきません。
最初にも書きましたが、都合のいい女とは、男にとって都合のいい女のことです。それゆえ、都合のいい女が最もモテてしまうのが、都合よく利用できそうな女を探している悪い男です。 あるいは、普通の男のダメンズの素質を育て、上下関係のあるお付き合いになることも少なくないでしょう。都合のいい女は男にとって「好きな女」から「好物」すなわちモノや機能としての存在へと落ちてしまいます。都合のいい女はイイ男をふたつに分ける
都合のいい女から見るイイ男には実は二つの種類がいます。一方は、「都合のいい女を避ける=自分には手が届かないタイプ」のイイ男です。本当にイイ男は、都合のいい女の自信がなくて自分がなくて面倒くさいところを見抜くので、そもそものお付き合いに発展しません。
都合のいい女は、人に嫌われることが何より苦手なので、自分を好まないタイプはどんなにイイ男でもほぼ無意識に避けます。「イケメンすぎてちょっと」等と濁して逃げたくなります。 そしてもう一方は、自分とも縁がある感じのイイ男です。周囲からいい人扱いされつつも特別なひとりにはなかなかなれない自分を見ていてくれて、積極的に褒めてくれる人です。自分の知らないことを教えてくれたり、行ったことのないところへ連れて行ってくれたりします。都合のいい女と惹かれあう男とは
男から見ても女から見ても苦手同士より、自分を構ってくるイイ男を選ぶのは当然のことと思うでしょう。しかし、中には、彼女が都合のいい女であることを最初から見抜いて声をかけてくる厄介な男がいます。
典型的なのが、サイコパスと呼ばれる性質を持った人間です。サイコパスについての詳細は、下のリンクを参考にするとわかりやすいです。都合のいい女とサイコパス男の相性はある意味ピッタリです。上述した本当にイイ男が都合のいい女を避けるように、サイコパスは都合のいい女を本能的に嗅ぎ分けて利用します。 サイコパスとまでいえなくても、いわゆる釣った魚に餌をやらない典型的ダメンズタイプの男でも、都合のいい女は長期的に付き合ってしまいがちです。「彼は私がいないとダメ」「たまに○○してくれればそれで十分」が常套句となります。普通の男がダメンズになるまで―最初はいたってフツウ
都合のいい女と付き合った普通の男は、どのようにしてダメンズになるのでしょうか。付き合いたては、男は積極的に女をリードします。女は「自分のためにこんなにしてくれる」と恐縮したり感心したりする一方、相手にもしてもらったことを返そうと男を褒めたりプレゼントをしたりして男を喜ばせます。
付き合いが深まるに連れて、いい意味での慣れ・安定感が生まれ、男は女に「自分の弱い部分=甘えた部分」を見せるようになります。都合のいい女にとって、彼のそんな姿は魅力的に見えるでしょう。自分もまた甘えることに対して抵抗を感じずに済むからです。 このくらいまでは、どこにでもいる普通のカップルといえます。男にもこの時点ではまだ「いい子だな、大事にしなきゃな」という意識があります。普通の男がダメンズになるまで―徐々にシーソーが傾く
しかし、付き合いたての頃からずっと変わらずに、女が自分の意見を尊重してくれ、尽くしてくれることによって、男は過剰な自信を持つようになります。そうしてもらえるくらい自分は正しいのだ、すごいのだ、えらいのだ、と次第に頼んだことをなんでもしてくれる女になんでも頼むようになります。
さらに段階が進むと、頼むのではなく半ば命令になります。女は男の態度が徐々に高圧的になっていっても、自分を軽んじるような言動がみられたとしても、大して不満を口にしません。 「いい子だな、大事にしなきゃな」と思っていたのに「大事にしなくたってこいつは俺の傍で俺の役に立つ。いい女だ」などという考えに至ります。もちろん最後の「いい女」の前には「都合の」という言葉が入ります。都合のいい女とパートナーでいる男はクズなのか
例えば「付き合っているカノジョがいて、今はカノジョの家で半同棲している。自分の家ではないので家賃などを払ったり家事をしたりはないが、お帰りのハグをするとカノジョはいつも喜んでいるし、特に問題ないと思う」等という男がいるとします。
大抵の人は、この男をクズだと思うでしょう。「都合のいい女を2人も手にかけているなんて、許せない」と思うでしょう。確かに上記だけの情報で、今現在どうかと問われると、クズとしか言いようがありません。 ただ、この男が最初からクズ要素を持っていたかどうかはわかりません。カノジョが都合のいい女要素を持っていてなんでも許してしまった結果、普通の男がクズになってしまった可能性もあります。あるいは、カノジョは最初普通の女の子だったのに、クズ男と一緒にいるうちに捻じれた母性本能によって、都合のいい女になってしまった可能性もあります。 サイコパス・浮気・不倫などは別として、都合のいい女とパートナーでいる男が必ずしも悪い男かと問われると、なかなか難しいところなのです。都合のいい女は結婚できるのか
契約としての結婚なんて誰にでもできる
身も蓋もないことを言いますが、都合のいい女だろうがクズみたいな男だろうが、定められた条件を満たせば契約としての結婚はできます。ただ、その結婚が本人たちに、あるいはその周囲にどんな影響を与えるかは話が別です。
都合のいい女は良く言えば「一歩引いた控えめで尽くすタイプの女性」ですから、ある程度は結婚生活もうまくやれますし、結婚相手の家族との関係性も悪くありません。しかし、家庭の舵を男性だけでとっていくのは大変なことです。時には夫が妻の助言を欲することもあるでしょう。そんな時に「あなたの好きにして」と言われて、夫はどう思うでしょうか。 あるいは、共働き家庭になったとして、家事の分担や生活費の負担割合など話し合えるでしょうか。その話し合いは、夫が夫婦平等を重視するタイプなら問題ないでしょうが、そうでなければどうでしょうか。楔
結婚というのは、夫婦になる男女の本質が問われる契約です。結婚は、本人たちの合意に基づいて交わされる契約であり、結婚後も本人たちの合意があれば離婚できます。
つまり、親や兄弟などと違って相手を自らの意思で選ぶことができ、死が二人を分かつまで添い遂げることもできれば、お互い嫌気がさせば別々の道を選ぶこともできます。それは、楔が材を割ることにもつなぎとめることにも使われるのに似ています。 「お互い好きあって結婚したけれども、相手がだんだんだらしなくなっていって数年で離婚した」「出会って3か月で結婚したけれど、価値観も合うし尊重しあえてとても幸せ」「長年連れ添ったから今更面倒で離婚はしないが、仮面夫婦でお互い合意の上でそれぞれ恋人がいる」どれも間違いではありません。結婚すると何が変わるか?何が変わらないのか?
元々普通の女性だったのに、仕事を辞めて家庭に入ることで亭主関白気味になり、夫の都合のいい女になってしまう、という人もいるでしょう。あるいは、都合のいい女気質が強かったけれど、小さなきっかけで目が覚めて自己主張するようになった、という人もいるでしょう。
一方で、ずっと都合のいい女気質だったにもかかわらず大事にされていたけれど、結婚して半年くらいたったら飽きられたのか夫に女の影を感じるようになった、けれどそれを指摘できずと悩んでしまう人もいるでしょう。 現状に適応して変われるかどうかは誰にもわかりませんし、それが結婚生活を良くするかどうかもそうです。人それぞれという言葉に尽きます。都合のいい女は幸せになれるのか
幸せは自分で決めるもの
「幸せとは何か」と哲学の世界に浸るとあまりにも際限がなく、個人によって感じ方やとらえ方に違いがありすぎてしまい、定義するのは難しいです。しかし、納得しやすいと思われるのが「幸せはタダではない」ということです。子を抱く親の幸せは、生みの苦しみを味わってこそなんて言われています。ただ平穏でなんの苦しみ・悲しみもなく幸せを味わうことはできません。
「都合のいい女なんて、幸せになれるはずがない」多くの人がそう考えるでしょう。しかし、先ほどのとおり、幸せかどうかやその度合いはその個人でないと判断できません。都合のいい女の幸せになり方
都合のいい女に限定していうならば、幸せになり方というのも変でしょうが、提示できる答えがいくつかあります。
一つは、都合のいい女である自分から脱却することです。多くの人が「それなら」と安心できる回答でしょう。自分の意思を持ち、恐れず主張し、多少の人間関係の軋轢があっても乗り越えて掴む幸せです。タダではありません。都合のいい女が変わるのは大変な勇気と時間が必要なことでしょう。 もう一つは、都合のいい女である自分をありのまま受け入れることです。驚いてしまうでしょうが、これもひとつの幸せの形です。自分を抑えて誰かに尽くし続け、常に不安を抱え続けるのは大変なことです。その苦難を乗り越えてでも、嫌われない自分でいることがその人にとって幸せというのは、決してありえないことではありません。友達が都合のいい女の場合のさじ加減
都合のいい女の親友は苦労する
そもそも、都合のいい女に特別親しい女友達は少ないことが多いです。過剰な謙遜や自信のなさが八方美人・面倒くさいととられて疎まれたり(女同士の場合、面倒くささを過剰に消したがる女のほうがよっぽど面倒くさいのはもはや暗黙の了解です)自己主張がなさ過ぎてどう仲良くなればいいかわからないままきっかけを逸してしまったりするからです。
最初は、都合のいい女かどうかわからなかったとしても、わかると友情がフェイドアウトしてしまうこともあります。 同性ウケ最悪の都合のいい女です。そんな彼女と友達でいられるのは、昔からの幼馴染とか、人の話をよく聞いたうえでズバっと自分の意見が言える姉御肌タイプの女性などでしょう。普段ほかの人に言えないような話も親友にならという人もいますので、苦労人傾向もみられます。