シャンプーとリンスの種類と選び方
美しい髪を手にいれるには、どんなシャンプーやリンスを使うかということが重要です。シャンプーとリンスの種類やおすすめの選び方をご紹介していきますので、ぜひシャンプーとリンス選びの参考になさってください。
シャンプーとリンスの種類
シャンプーとリンスにはダメージヘア用や頭皮ケア用、ノンシリコンのものや医薬部外品のものなどたくさんの種類があります。また、メーカーやブランドによっては、リンスの代わりにコンディショナーやトリートメントを販売していることがあります。
リンスとコンディショナーはどちらも髪の表面をなめらかにするもので、トリートメントは髪の内部に成分を浸透させて髪の状態を整えるものです。リンスやコンディショナーの方は髪表面のすべりを良くすることで、キューティクルの傷みを防いでパサつきにくくする効果があります。一方、トリートメントは髪の傷みを補修したり、髪の質感をコントロールする効果があります。 シャンプーとリンスは価格帯も幅広く、数百円で買えるものから数千円するものもあります。市販品で比較的手に取りやすいものやサロン専売品のものもありますが、高価だから良いとは限りませんし、安いから良くないとも限りません。シャンプーとリンスの選び方
シャンプーとリンスは種類がたくさんあるので、どれを選べばいいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでここでは、シャンプーとリンスのおすすめの選び方のポイントを5つご紹介します。洗浄成分で選ぶ
洗浄成分である界面活性剤は大きく分類すると、高級アルコール系とアミノ酸系、石鹸系の3つに分けられます。高級アルコール系は石油由来の界面活性剤を使っており、泡立ちが良く洗浄力が高くて低価格というのが特徴です。髪や頭皮に問題がない方や頭皮が脂っぽい方におすすめです。
アミノ酸系のシャンプーはアミノ酸由来の界面活性剤を使っており、洗浄力は高くありませんが必要な皮脂を落としすぎず、しっとりとした洗い上がりになるのが特徴です。また、弱酸性で頭皮にもやさしいのでおすすめです。 石鹸系は動物性の脂肪酸をアルカリで反応させて作られた界面活性剤でできています。洗浄力が高く天然の材料を使っているので安心ですが、弱アルカリ性なので刺激が強く、髪がきしみやすいという特徴があります。 それぞれの主な成分名を表にまとめましたので、参考になさってください。界面活性剤の種類 | 成分名 |
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高級アルコール系 | ラウリル硫酸Na、ラウリル硫酸塩、ラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸アンモニウムなど |
アミノ酸系 | グリシン、メチルアラニン、グルタミン酸、サルコシン、メチルタウリンなど |
石鹸系 | カウリン酸K、オレイン酸K、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムなど |
弱酸性か弱アルカリ性かで選ぶ
これまでに少しご紹介しましたが、アミノ酸系のシャンプーは弱酸性で、石油系のシャンプーは弱アルカリ性です。高級アルコール系のシャンプーは、弱酸性のものと弱アルカリ性の両方があります。
弱酸性のシャンプーは人の肌と同じ性質なので、肌にやさしく洗浄力がマイルドです。一方、弱アルカリ性のシャンプーは洗浄力が高く、弱酸性の肌に弱アルカリ性が触れることで皮膚が鍛えられ、バリア機能が向上するという特徴がありますが、肌に刺激を与えてしまう可能性や皮脂を取り過ぎてしまうこもあります。 最近は弱酸性のシャンプーがおすすめされていることが多いですが、それぞれにメリットやデメリットがあります。自分にはどちら性質の方が合うのか考えてからシャンプーを選ぶことをおすすめします。シリコンの有無で選ぶ
ここ最近はノンシリコンのシャンプーやリンスが注目されていますが、シリコン入りとノンシリコンのどちらにもメリットとデメリットがありますので、自分の髪に合った方を選びましょう。
シリコン入りのものは指通りが滑らかで、しなやかにまとまりやすいとう特徴がありますが、髪をコーティングしてしまうので、カラー剤やトリートメントの栄養分などが浸透しづらいというデメリットがあります。 ノンシリコンのものは肌トラブルが起こりにくく、軽やかな仕上がりになり、カラー剤や栄養分が浸透しやすいという特徴がある一方で、きしみやすく、アイロンやドライヤーの熱に弱いためダメージヘアには不向きとされています。 ただしノンシリコンのものでも、中にはシリコン系の成分がわずかに含まれているものもあります。髪が傷んでいる方や乾燥しているという方には、シリコン系成分がわずかに含まれたシャンプーやリンスがおすすめです。シリコンの有無 | 成分名 |
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シリコン入り | ジメチコン、シリカ、ポリマー、シクロメチコン |
完全なノンシリコン | 上記の成分が含まれていないもの |
わずかにシリコンが入っているもの | 記載されている成分は配合量の多い順で並んでいるので、上記の成分がなるべく後ろの方に記載されているもの |
髪質に合った成分で選ぶ
オーガニック系や無添加系のシャンプーとリンスは洗い上がりが軽く、オイルインタイプのシャンプーとリンスはしっとりとした重い質感になります。そのため、猫っ毛の方は髪がぺたんこにならないようにオーガニック系や無添加系のものがおすすめですし、剛毛の方は髪がまとまりやすいようにオイルインタイプのものをおすすめします。
また、頭皮の臭いやフケが気になるという方は、植物エキスが配合されているシャンプーとリンスがおすすめです。髪のハリやコシをアップさせたい場合は、ケラチンやシルク成分が配合されているものを選ぶようにしましょう。香りとコスパで選ぶ
シャンプーとリンスは毎日使うものなので、香りは大切です。自分が嫌だと思う香りだと毎日のシャンプータイムが億劫になりますし、反対に自分が良いと思う香りであれば癒されながら髪を洗うことができます。市販されているシャンプーやリンスを買う場合は、ぜひ店頭まで足を運んで香りのサンプルで匂いを嗅いでから決めることをおすすめします。
また、毎日使うシャンプーとリンスは消費するのが早いのでコスパも重要です。いくら良い成分が入ったシャンプーやリンスだからといっても、すごく高価なものであれば続きませんし、安いからといって良くないということもありません。最近は安くても良いシャンプーやリンスも出てきていますので、チェックしてみてください。シャンプーとリンスおすすめ人気ランキングTOP3
シャンプーとリンスはたくさんのものが販売されていますが、中でもおすすめの人気のあるシャンプーとリンスをランキング形式で3つご紹介します。
ランキング3位:「モイストダイアン」
口コミ香りもいいですし、成分も安心できるのでとても助かっています。これを使ってから髪の静電気がおきづらくなりました。
3位はモイストダイアンの 「パーフェクトビューティー エクストラダメージリペア」のシャンプーとトリートメントです。シャンプーはノンシリコンで硫酸系のの界面活性剤が含まれていないので、肌にやさしく、しっとりとした洗い上がりです。
配合されているオーガニックボタニカルオイルが髪の奥まで浸透し、髪をなめらかにしてくれます。また、アミノケラチンが配合されているので、特に傷んだ毛先やパサつきをダメージ補修し、きしみ感のない健康的な髪へと導いてくれます。カラーやパーマをして髪の内部までダメージを受けている方や、毛先までまとまる仕上がりが好きという方におすすめです。ランキング2位:「アミノメイソン」
2位はアミノメイソンの「モイスト ホイップクリーム」のシャンプーとトリートメントです。シャンプーは、植物由来のアミノ酸系の洗浄成分にベタイン系の洗浄成分がブレンドされており、ホイップクリームのように弾力のあるキメの細かい泡が髪への摩擦を軽減し、頭皮の汚れをやさしく落としてくれます。
トリートメントには、ミルク由来成分のタンパク質がたっぷりと配合されており、パーマやブリーチなどで傷んだ髪の強度を改善する効果が期待できます。香りもキツすぎず控えめすぎず、毎日のシャンプーが楽しくなるようなホワイトローズブーケの癒される香りなのでおすすめです。ランキング1位:「クレージュ」
口コミスカルプと書いてある通り、スッキリする感じです。冬なのでパサパサしてしまうかなと思いましたが、トリートメントがしっかり効くので問題ありませんでした。
1位はクレージュのシャンプーとトリートメントです。ナチュラルクレイ成分が配合されているので、頭皮の汚れを吸着して潤いを保ちながらキレイに洗い上げてくれます。また、植物由来の温冷成分が頭皮をじんわりと温かくしてほぐし、洗い流すとスッキリとした爽快感で引き締めてくれるので、健康的な頭皮環境を整えてくれる効果が期待できます。
また、髪に潤いと栄養を与えるアミノ酸系の補修成分と保湿エキスが配合されているので、傷んだ髪も艶のあるなめらかな指通りの髪に導いてくれます。髪だけでなく地肌のことから考えたシャンプーとトリートメントとなっており、頭皮からケアすることで頭皮環境を整え、健康的な髪に導いてくれるのでおすすめです。