生後8か月になれば、赤ちゃんは朝昼晩の区別が出来、お昼寝の時間も減ってきます。夜に10時間くらい連続で寝るという赤ちゃんも多くなってくるでしょう。生後8か月の赤ちゃんの平均睡眠時間は、11時間~13時間ほどですが、そのとんどが夜に眠るようになります。なるべく早寝早起きを心がけるようにしましょう。
生後9か月のときは?
生後9か月ころの平均睡眠時間も、11時間~13時間ほどです。生後9か月のころには、だいぶ授乳の回数も減り、食事の量も安定してくる赤ちゃんも多いでしょう。離乳食の時間や、お風呂の時間、お昼寝の時間などを決まった時間にさせるようにし、赤ちゃんの睡眠の時間や、生活リズムを崩さないようにしていきましょう。
生後10か月のときは?
生後10か月頃には、離乳食が3回食になる赤ちゃんも多いでしょう。離乳食が3回食になれば、朝起きる時間や、お昼寝の時間も安定してくる赤ちゃんも多いです。外出する時間などに気を付けるようにしないと、赤ちゃんの食事の時間などがズレ、寝る時間も遅くなったり、変な時間にお昼寝をしてしまうこともあるので、より一層赤ちゃん中心の生活を心がけなくてはいけません。
生後11か月のときは?
生後11か月頃になると、ほとんどの赤ちゃんの離乳食が3回食になり、生活リズムも安定してくるでしょう。お昼寝も1日1回になることが多く、平均睡眠時間である11時間~13時間は、ほとんどが夜の睡眠時間になります。
だんだんと整ってきた生活リズムを崩さないように、食事の時間を一定にしたり、お昼寝で寝すぎていたら起こすなどしてあげましょう。夜になかなか寝ない赤ちゃんは、日中お散歩に行ったり、一緒に遊んであげるなどし、夜にぐっすり寝られるような環境を作ることも大切です。1歳になったら?
1歳になったからと言って、いきなり睡眠時間が変わるわけではありません。基本的には、10か月ころからの睡眠と変わらないことが多いでしょう。生活リズムが安定していて、しっかり睡眠をとれていれば問題ありません。
1歳になると、食べられるものが増えたり、歩き始めたりなど、新たな成長が見られることもあります。赤ちゃんも、歩いて動き回ることで疲れるので、よりぐっすり寝てくれることもあります。しかし、日中遊ぶことで疲れ、お昼寝の時間が長くなってしまったりすると、生活リズムが崩れる原因になるので、注意しましょう。赤ちゃんの睡眠時間が少ないとどうなるの?
赤ちゃんの睡眠時間が少ないことで問題視されるのは、やはり成長に関してです。睡眠時間に関しては、赤ちゃんも人間ですから、大人と同じように個人差があります。たくさん寝ないと日中機嫌が悪く、グズッてばかりの赤ちゃんもいますが、反対に、少しの睡眠時間でも全然平気という赤ちゃんもいます。
しかし、先ほど述べた、月齢別の平均睡眠時間よりも極端に少ない時間しか寝ていないという場合には、注意が必要です。やはり睡眠時間が少ないことで、身長や体重などの成長の妨げになることが懸念されます。とくに1歳近くになると、ほとんどの赤ちゃんは、生活リズムが安定してきますから、この時期に1日10時間未満しか寝ないといった場合は、病院の先生や、地域の保健師さんなどに相談した方が良いでしょう。