エコー
超音波の技術が発達した今日では、以前よりも鮮明に胎児の顔を見ることができるようになりました。特に4Dエコーは映りが良く、まるでお腹の中の赤ちゃんがそこにいるような、そんな気分を味わえてしまうほどです。
しかしながら、このエコー技術の発展が、一部の妊婦のストレスになっています。彼女たちはエコー写真に写る赤ちゃんの顔がブサイクであることに、苦しみを抱いています。 エコー写真に写る赤ちゃんの顔がブサイクだと嘆くことほど、ナンセンスなことはありません。超音波は胎児の成長や健康状態を見るもので、美醜を確認するためのものでは当然ありません。生まれてきた赤ちゃんがエコー写真どおり、ということは稀です。機械を通して見る姿と、肉眼で見る姿は全く別物だと考えて良いでしょう。 赤ちゃんがブサイクだとか要らぬ心配はせず、対面できるその日を楽しみに待っていて下さい。笑顔
赤ちゃんの笑顔がブサイクで不安になる親も少なくありません。それは「赤ちゃんの笑顔は可愛い」と思い込んでいることによる弊害です。私たち大人は、笑う赤ちゃんを見て「あら、可愛いわね」と声をかけますが、それはしぐさの可愛さを褒めているのであって、決して顔の造形を褒めているわけではありません。
したがって、あなたの赤ちゃんの笑っている姿は可愛いです。ただしその顔自体が可愛いかは、赤ちゃん個人によるので分かりません。笑い顔の可愛い赤ちゃんもいれば、そうでない赤ちゃんも存在するのが普通です。赤ちゃんの笑顔が可愛くないのは、よくあることです。「笑顔がブサイクなんて絶望的だ」と早合点して、決めつけるのはやめましょう。ブサイクな赤ちゃんも美人になるのか
自分の赤ちゃんがブサイクで心配している親は、大きくなったら可愛くなるのか常に不安に思っています。特に女の子はルックスが重要視されるので、将来美人になるか気になる人も多いでしょう。
ブサイクな赤ちゃんも美人になるのかと言ったら、答えはYESです。どんな赤ちゃんでも美人になることができます。それは、赤ちゃんの顔は刻一刻と変化していくからです。ブサイクと感じるのは今の現状であって、それが一生続くわけではありません。 また育て方によっても顔は変わります。意識して「可愛い」と言い続け、美容に興味を持たせるように育てれば美人になる可能性は十分にあります。むしろ赤ちゃんのうちに、親がブサイクだと認識し早くからそのような育て方をした方が、美しく成長する可能性は高いと言えるでしょう。