妊娠週数の数え方
妊娠週数の正しい数え方を知っていますか。妊娠週数は最終月経開始日がわかっていれば、その日が0週0日になります。この考え方は、日本における妊娠の数え方です。
通常の1週間と同じく7日間を1週間と考えます。この考えをもとに妊娠期間を40週ととらえ、出産予定日の計算も行います。 一般的に女性に多いとされる生理周期が28日の場合は、このまま計算して妊娠週や出産予定日を算出することができますが、周期が違うと少々数え方が異なります。25日周期
一般的に生理周期は25~38日と人により違いがありますが、多くの女性は28日前後です。生理周期の短い25日周期の場合は、数え方が異なります。
25日周期の月経は生理周期が短いことから、頻発月経ともいわれます。この周期で安定して月経が始まる場合には問題はありませんが、もともとの生理周期が乱れたことにより短い周期になっている場合は、注意が必要です。ストレスや生活習慣が原因となっていると不正出血や生理がだらだらと続くような現象に見舞われることもあります。 安定していた周期が乱れ、生理周期が早くなったり、いつもより生理痛がひどいなど違和感を感じる場合は、早めに産婦人科あるいは婦人科を受診するようにしましょう。40日周期
生理の周期が短い人がいるのに対し、生理周期が長い人もいます。この生理周期が長い場合は、注意が必要です。
40日周期できちんと月経がはじまる場合は、そこまでの心配はありませんが、40日以上間隔があく場合は、稀発月経が疑われます。排卵自体が起こらない無排卵稀発性月経や卵子が育つのに時間がかかったり、卵巣機能が低下していることで起きる遅延排卵型であることがあります。 いづれも産婦人科などで検査をすればきちんとわかることです。妊活をしている人はもちろんですが、月経異常は身体にも何らかの影響を与えることもあるため生理周期が40日以上あるという人は、一度産婦人科を受診してみることをおすすめします。排卵日
生理周期が安定している人であれば、排卵日も予測できます。排卵から生理までは約14日間と決まっているため、前回の月経の開始日と生理周期がわかれば、つぎの月経開始日がわかるので簡単に予測できます。
予定日
出産予定日の数え方も生理周期がわかっていれば簡単です。28日周期の場合は、最終月経開始日から40週0日目が出産予定日となります。
生理周期が異なる場合は、自動計算ツールなどを使って簡単にわかります。最終月経
最終月経は、妊娠したかどうかを確認するうえではもちろん、出産予定日の数え方にも関係があるので知っておくことが大切です。
女性の身体は、ストレスや生活習慣、病気など些細なことにも影響を受けることがあります。生理周期が乱れている場合は、何らかの負荷が身体にかかっていることが多いとも言えます。月経開始日は手帳やアプリで簡単に管理することができます。生理周期を理解し、最終月経開始日をわかっていれば、妊娠週などの数え方で困ることもありません。性交渉からなど
妊娠の数え方を性交渉をした日に基づいて考えることもあります。
しかし、性交渉の頻度は人によっても違います。毎日行っている人もいれば、排卵日前後だけしか行わない人もいます。受精するまでにかかるスピードも個人差がありますし、性交渉から計算するというのは現実的に考えても難しいのがわかります。 この考え方では正しい数え方はできないので、最終月経開始日をもとに考えるようにしましょう。