哺乳瓶の消毒はいつまでする?|煮沸消毒/洗剤を使うのか/レンジ

ベビー・子育て

哺乳瓶の消毒はいつまでしないといけないの?

哺乳瓶の消毒はいつまでする?|煮沸消毒/洗剤を使うのか/レンジ

生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんにとってもどうお世話をしていいのか戸惑うことがあるものです。とくに哺乳瓶については扱うのも初めての方が多いでしょう。赤ちゃんはウイルスや細菌に対して抵抗力が低いため、哺乳瓶の消毒はとても大切なことだと言われています。また、哺乳瓶は複雑な形状をしていて、洗剤で手洗いするだけではいつまでも汚れをとりきることができないことがよくあります。

では、哺乳瓶を清潔に保つにはどうしたらよいのでしょうか。赤ちゃんが直接口にする哺乳瓶を消毒しても、赤ちゃんに影響はないのでしょうか。哺乳瓶の消毒はいつまでしないといけないのでしょうか。これらの疑問について、見ていきましょう。

2ヶ月

赤ちゃんはお母さんから免疫をもらって生まれてきますが、生後すぐ急激に減ってしまいます。また、病原菌に対する抵抗力も、病気にかかった時の回復力もとても弱いため、少しの細菌であっても大事に至ることがあります。

いつまで哺乳瓶を消毒した方がよいのかということでずか、まず2ヶ月目までの消毒はした方が良いでしょう。この時期、赤ちゃんはまさに免疫力が急激に下がった状態にあります。いつまでも消毒が必要なわけではありませんが、生後2ヶ月ではまだまだ続けた方が良いでしょぅ。

3ヶ月

生後3ヶ月では、赤ちゃんの首はそろそろすわりはじめます。しかし、もう3ヶ月だけどいつまで哺乳瓶の消毒は必要なのだろうと焦ってはいけません。この頃から、ようやく赤ちゃんは最も免疫の低かった時期を通り過ぎようとしています。この状態はいつまでも続くものではなくそろそろ免疫力が向上しはじめてきますが、まだまだ安心できる時期ではありません。

もう3ヶ月になったけれど、いつまで消毒を続けた方がよいかというと、少なくとも今はまだやめてよい時期とは言えません。

4ヶ月

生後4ヶ月のころの赤ちゃんは、首もしっかりとしてきて音がする方に反応したり、じーっといつまでも親の方を見ていたりすることもあります。生後直後に比べると、だいぶ大きくなってきたことでしょう。しかし、免疫力という面でみるとまだまだ発達途上にあります。

そろそろ4ヶ月だから哺乳瓶の消毒はやめてもよいかというと、今はまだようやく赤ちゃんの免疫力が向上しはじめてきた時期であり油断大敵です。まだまだ、赤ちゃんは雑菌に弱い状態にありますので口にするもの、身の回りのものに気をつけてあげる必要があるでしょう。 とくにこの頃には手に持ったものを口に持っていって舐めてしまうことが増えます。哺乳瓶以外も、赤ちゃんが手に取るようなものは消毒してしまいましょう。

乳幼児でもいつまで消毒が必要?

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生後6か月頃になると、おもちゃや身の回りの物など哺乳瓶以外のものもたくさん口に入れるようになります。いつまで哺乳瓶を消毒した方が良いのかという問題ですが、このころにはやめても良いと言われています。

赤ちゃんは目につくものをなんでもかんでも口にしようとしてしまいますが、いつまでもすべてを消毒するのは無理でしょう。哺乳瓶だけを清潔に保ってもあまり意味がないため、消毒をやめても構わないということなのです。 しかし、1歳になったとしても赤ちゃんの免疫力はまだ大人の半分程度しかありません。感染症の多い梅雨時や食中毒を起こしやすい夏場や、赤ちゃんの体調がすぐれないときなどは、哺乳瓶を消毒してあげましょう。 弱っているときには、普段なら問題にならないようなことでも悪化してしまうことがあるので気をつけましょう。

そもそもどうして哺乳瓶の消毒が必要なの?

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ミルクに原因が

赤ちゃんが口にするミルク、赤ちゃんのために作られたミルクは、赤ちゃんが無事に成長できるように栄養価が優れています。ということは、細菌などにとっても栄養が多く繁殖しやすい状況なのだと言えるでしょう。哺乳瓶の乳首部分はとくにミルクのかすなどがたまりやすく、完全に乾かすことも難しいため気づかないうちに細菌などが繁殖している可能性があります。

いつまでも消毒が必要な訳ではありませんが、だいたい生後半年程度まで、赤ちゃんが下痢をしたりしないで元気なようならそのくらいの時期でやめてもよいと言われています。

哺乳瓶の消毒方法

哺乳瓶の消毒方法は、主に煮沸・つけ置き(薬液)・電子レンジの3つのやり方があります。哺乳瓶の消毒はいつまでも続けるようなものではありませんが、それでも半年程度は続けることになります。それぞれのメリット・デメリットを考えて、一番自分自身に合った方法を選びましょう。

煮沸消毒

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煮沸は消毒のたびにお湯を沸かすので時間と手間はかかりますが、お湯で煮沸するだけなのでいつまで消毒するにしても経済的です。また、お鍋さえあればできるので簡単です。

煮沸消毒の方法

1.哺乳瓶、乳首を洗う 細かいところまでしっかり洗いましょう。専用ブラシを使うと、簡単に汚れを落とせます。

2.鍋でお湯を沸かす 哺乳瓶、乳首を入れ、両方が隠れるくらいたっぷり水を入れます。

3.沸騰させる 沸騰状態をキープします。

4.お湯の中に乳首を入れてから3分後、取り出す 劣化しやすい乳首を先に取り出します。その際は、やけどに気を付けましょう。トングを使うと便利です。

5.7分後(合計10分)に哺乳瓶を取り出す ガラス製の哺乳瓶の場合です。樹脂製の哺乳瓶の場合は、説明書に従い煮沸してください。

6.ふきんやキッチンペーパーの上で自然乾燥 乾いたら蓋付きの保管容器に入れて、保管しましょう。

いつまで煮沸すればいいの?

いつまで煮沸するのかというと、合計で10分となります。赤ちゃんのお世話などでお鍋から目を離さないよう注意しましょう。乳首を取り出した後はタイマーをセットして離れることもできますので、いつまでも終わるまでそばについている必要はありません。

メリットとデメリット

■煮沸消毒のメリット 特に必要なものを買い揃える必要があまりなく、経済的です。哺乳瓶の消毒はいつまでも必要なものでもありませんので、今あるものですませてしまおうという方にオススメです。

■デメリット 時間と手間がかかり、忙しいときは大変です。タイマーがあればいつまでも傍にいる必要はないでしょうが、タイマーなどがない場合には不便でもあります。熱湯を扱うために火傷にも十分注意が必要です。また、乳首が熱に弱いので劣化が早まることもあります。

哺乳瓶の煮沸消毒はいつまで?

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煮沸消毒の場合、哺乳瓶をいつまで消毒するかですが、基本的に生後6ヶ月くらいまでで平気になるでしょう。しかし、哺乳瓶を使っている間は清潔に保った方がよいので、煮沸とまではいかなくても熱湯にくぐらせるなどをすると比較的清潔に保てるでしょう。

時間があれば煮沸した方が良いです。煮沸消毒の良いところは、特別何かがないといけないということはなく、鍋1つでもできるためにいつまでであろうといつであろうと、消毒したいと思ったときにできることでしょう。
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