種類別ダニの名前・感染症と布団・畳・草むらにいるダニの種類

暮らしの知恵

日本で見られるダニの種類は何種類?

種類別ダニの名前・感染症と布団・畳・草むらにいるダニの種類

地球上には3万から5万種類ものダニが生息しているとされ、今なお、新しい種類のダニが発見されており、その種類は、現在分かっている種類の10倍以上はいるのではないかとされています。

その中で、日本で見つかっているダニは、約2,000種類と言われています。 しかし、その全てが人に害を及ぼすわけではなく、血を吸ったり、人を刺したりする種類は、約73.3%ほどです。

体長が大きいマダニ

種類別ダニの名前・感染症と布団・畳・草むらにいるダニの種類

日本には「フタトゲチマダニ」「ヤマトマダニ」など、約20種類のマダニが生息しています。

マダニの唯一の栄養源は動物の血で、一生のうち、吸血するのは20から25日間といわれ、吸血をする時に原虫、ウイルス、細菌などの媒介者になることがあり、それが問題です。 マダニの一生は、幼ダニ期・若ダニ期・成ダニ期に分かれており、幼ダニから若ダニになる時、若ダニから成ダニになる時の2回脱皮します。 脱皮後は、次の宿主を探すのですが、その際「体温」「息」「振動」などで、動物を察知し素早く乗り移ります。 成ダニになり、最後の宿主の血を十分吸い、栄養を蓄えたメスマダニは地上に降り、2~3週間かけて2000~3000個の卵を産み一生を終えます。

動物につくダニの種類は?

種類別ダニの名前・感染症と布団・畳・草むらにいるダニの種類

近年のペットブームで、犬や猫を飼う人が増えていますが、ペットに寄生するダニによって、人も皮膚炎を発症するのできちんとした知識を持っておくのは大事なことです。

ペットの代表である、犬と猫に付くダニと、意外ですが昆虫にもダニが付くことがあるので、クワガタとカブトムシのケースで紹介します。

犬につくダニの種類は?

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犬につくダニの種類は、犬疥癬虫、イヌミミヒゼンダニ、イヌツメダニ、イヌニキビダニなどです。その他に寄生するダニは、主に4種類で、マダニ・ニキビダニ・ヒゼンダニ・ツメダニです。

マダニ:大型のダニで、動物の血を吸って生きています。 ニキビダニ:毛包虫とも呼ばれ、一生を皮膚の上で生活し、毛包や皮脂腺に寄生し炎症を起こします。 ヒゼンダニ:皮膚に潜り込みトンネルを作ります。耳に付くものを、ミミヒゼンダニといいます。 ツメダニ:0.4~0.5ミリのダニで、犬の皮膚に取りつき、体液やリンパ液を吸って生きています。
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