コーラに入っているカフェイン量・カフェインゼロコーラの特徴

コーラに入っているカフェインの量は？

カフェインには、利尿作用や覚醒作用などの作用があります。アルカロイドという化合物の一種です。睡眠に悪影響を及ぼすので子供の摂取量には注意が必要と言われています。カフェインには中毒性があり、3時間以内に850ml以上のカフェインを摂取すると中毒症状を引き起こす恐れがあります。

原材料の表示で分量が多いものほど、前に表示されます。コーラのカフェインは一番最後に表示されているので、カフェインの含有量は少ないです。カフェインの量は市販の100mlのものは9mgとなっています。そのカフェイン量はコーヒーの100mlあたり46㎎よりも少ないものとなっています。ペプシ社のペプシコーラの100mlあたりのカフェインの量は10mlとなっています。コーヒー100mlには約60mg含まれていることから比べると少ないです。

500mlを飲むときは注意

市販の500mlのコーラのカフェイン含有量は、50㎎のカフェインを摂取することになります。コーラのカフェイン量は緑茶やコーヒーから比べると少ない量です。しかし、コーラを長い期間に渡り飲用し続けると高血圧の症状が出るなどの研究結果も報告されています。ペットボトル500mlのコーラ1本が1日の適量と言えます。

コーラを飲み過ぎると歯や骨が溶けるなどの噂話があります。実際、歯をコーラに漬けると溶けだすという実験もありました。原因は、コーラに含まれる酸味料のせいです。酸味料は、歯や骨の成分であるカルシウムはマグネシウムを溶かす性質があります。しかし、普通に飲む分には問題はありません。

コーラは糖分が多い

コーラは、カフェインの量よりも糖分が多く含まれているので飲む量には注意が必要です。世界保健機構（WHO)は、2014年3月に1日当たりの糖分の摂取量は小さじ6杯程度(25g)までに抑えるべきと発表しています。

角砂糖は1個約4ｇです。350mlの缶コーラの糖分含有量は39ｇ、500mlのペットボトルのコーラには、65ｇの糖分が含まれておりその量は角砂糖にして約15個から16個です。ついつい飲み過ぎてしまうコーラですが、気を付けないと肥満や糖尿病の原因になります。

夜にコーラを飲むと？

少量ですが、コーラにはカフェインが含まれています。カフェインには中枢神経を刺激、興奮させます。大脳皮質が刺激され眠気が感じにくくなります。脳内の睡眠物質「アデノシン」の働きを抑止するので、覚醒作用があります。その他に「疲労回復」「心拍数を高める」「胃粘膜を刺激、胃酸の分泌を促す」「利尿作用」などの働きがあります。

コーラは「お茶」や「コーヒー」よりもカフェインの量は少ないですが、炭酸なので刺激が強く、交感神経も刺激するため睡眠が阻害されます。また、カフェインの影響で夜中に目が覚めたりします。夜にコーラを飲むことは控えましょう。

カフェインゼロのコーラの特徴は？

始まりは、薬品でしたが健康には良くないといわれるようになったコーラですが、近年はカフェインゼロのコーラも販売されています。カフェインゼロのコーラは「糖分」「保存料」「合成香料」「カフェイン」を含んでいません。

糖質ダイエット中でも、カフェインゼロのコーラはOKとされています。理由としては炭水化物０ｇ、糖質も0gだからです。ただし条件があり、毎日飲むのは控えるなどのある程度の制限があります。糖分は含んでいませんが、人工甘味料を含んでいます。糖分ゼロでも甘みを感じるのはこのためです。人工甘味料の「アセスファムカリウム」を砂糖の代わりに使用しています。アセスファムカリウムはアセスファムKとも表示されます。人体に影響はないとWHOなどで安全性は確認されていますが、製造過程で発がん物質の塩化メチレンを使用する場合があるため、その残留物質を不安視する声もあります。