イトヨリとは
イトヨリは、イトヨリダイというのが正式名称です。普通の鯛と同じく赤い魚ですが、細長く、いく筋もの黄色い線が体に入っています。どんな料理にも合うクセのない味で、料亭などでも出される高級魚です。
魚の一種
その姿から別名「金線魚」とも呼ばれています。旬は秋から梅雨時の産卵前までとされており、鱗は薄く取りやすく、骨は細くて硬いです。新潟から九州までの日本海側、鹿島灘から九州の太平洋側などが生息域です。
イトヨリのおすすめレシピ10選
白身は熱を通すとふっくら仕上がり、イトヨリは舌触りのよい、おいしい魚です。調理方法は、洋風レシピも豊富で、油で焼きながら蓋をして蒸すような方法が向いていますが、あらゆる調理法でおいしくなる魚です。
レシピ1:イトヨリと野菜のワイン蒸し
新鮮なイトヨリが手に入ったら、試してみたいレシピです。ブロッコリー、プチトマト、蕪にピンクペッパーの色とりどりの組み合わせがクリスマスレシピにもピッタリです。
ローリエやタイム、パセリなどのハーブの風味の効いた、おしゃれなワイン蒸しを試してみませんか。調理もとても簡単で、おいしくヘルシーに仕上がります。
イトヨリと野菜のワイン蒸し♪ (4人分) イトヨリ1尾 蕪(大)3個 ブロッコリー2分の1個分 プチトマト8個 パセリ適量 白ワイン50cc 水50cc 小麦粉適量 黒胡椒・塩(各適量) ローリエ1枚 タイム少々 クレイジーソルト少々 飾り用 ピンクペッパー少々 パセリ少々。
イトヨリは3枚におろし、ふり塩をし、暫く放置。 冷水で綺麗に洗い、キッチンペーパーで水気をふき取ります。 大きな骨を骨抜きで取り除きます。 食べやすい大きさにカットし、小麦粉を塗します。 (余分な粉をはたきます) 蕪は皮を剥き、食べやすい大きさにカットします。 (皮付きでも良いです) ブロッコリーも食べやすい大きさに分けておきます。 トマトはへたをとり、綺麗に洗います。 お鍋に蕪を入れ敷き詰め 隙間にブロッコリーとプチトマトを入れます。 ローリエ・タイムを加え、一番上にイトヨリを乗せます。 白ワインと水、クレイジーソルト、黒胡椒を加え中火で蒸していきます。 (約15、6分程度) ピーナッツソース♪ (4人分) ピーナッツ15g 牛乳大さじ1 オリーブオイル大さじ1 水大さじ2 醤油大さじ1 砂糖小さじ2分の1 酢小さじ1 塩少々。 ピーナッツは薄皮を取り除きます。 全ての材料、調味料をブレンダーに入れて攪拌し、出来上がり。
レシピ2:イトヨリの煮付け
イトヨリのさばき方から、煮つけの調理方法までお伝えします。新鮮なイトヨリを手に入れる機会があったら、チャレンジしてみても良いのではないでしょうか。くせがないので、煮ても焼いてもおいしいイトヨリです。
煮ものもいろいろな調味料を使った方法がありますが、オーソドックスなレシピをご紹介します。ふっくらした白身が絶品です。
イトヨリのさばき方 さばくといっても小さいものなので、うろこ取りとお腹出しまでです。 うろこをはがします。 うろこ取りがない場合は【ペットボトルのふた】で代用します。このくらいの大きさ(20~25cm)だとスイスイ取れます!(笑) ヒレの裏側のような細かいところは包丁の先で取ってください。 エラの曲線に沿うように包丁を入れて膜を切ります。 膜を切ったらカマの付け根を切り離します。 お腹に包丁を入れてエラとワタ(内臓)を取り出します。 血の塊や汚れを流水で洗います。 お腹の中までしっかり水分をふき取ります。 バットに並べて下準備完了です!
煮汁 しょう油:大さじ3 みりん:大さじ3 砂糖:大さじ1/2 酒:大さじ5 水:大さじ5 しょうが:1かけ しょう油+みりんに対し酒と水が2倍弱、少し濃いめです。もう少し味を控えめにしたいときは酒と水を足して下さい。 作り方 鍋(フライパン)で煮汁を沸騰させてイトヨリを入れます。イトヨリは身の厚いところに切り込みを入れます。 再沸騰したら中火以下にして落とし蓋をします。ときどき、煮汁をすくって回しかけてください。煮る時間は15~20分、10分過ぎに豆腐を入れます。 全体に火が通ったら、火を止めそのまま置きます。味を染み込ますため自然に冷まします。食べる直前に火を入れていただきます!
レシピ3:イトヨリで魚のハーブグリル
イトヨリはどんな料理にも合う魚ですが、焼いてもまた白身の弾力が楽しめます。ここではさまざまなハーブを使ったレシピをご紹介します。最後にオリーブオイルとカボスをふりかけて風味よく仕上げます。
簡単に作れて、食欲がそそられる一品になること間違いなしです。ポイントは焦げ目がつくまでしっかり焼くことです。
イトヨリ 1尾 カボス 1個 ローズマリー 1~2本程度 セージ 1~2本程度 オレガノ 1~2本程度 タイム 1~2本程度 イタリアンパセリ 適量 ニンニク 1片 塩、こしょう 少々 オリーブオイル 大さじ3程度
1.下味をつける イトヨリはウロコと内蔵を処理し、水気を拭き取ったら、全体に塩コショウをふり、ハーブを束にしてお腹に詰める。スライスしたニンニク、オリーブオイルを塗って30分ほどおく。 2.焼く グリルパンを温めたら、イトヨリを焼きます。片面ずつしっかり焼き目を付けるように。焼き目がけっこう重要なんです。しっかり焼くためには、モクモクする煙に耐えること。やばい、ちょっと焦げたかな?くらいではダメで、しっかり焦げが確認できるまで、我慢しましょう。 3.仕上げ ちぎったイタリアンパセリをちらし、追いオリーブオイルをふりかけ、カボスを搾り、完成です。