大根の糖質とカロリー及び栄養素について
糖質を抑えるという考え方はダイエットの基本となっており、多くの方々も取り入れているダイエットの主流となっております。しかし、このダイエットの最もきつい部分が食材選びです。どの食材にどの程度の糖質が入っているのかを見極められないとダイエットが始まりません。
特に、野菜はこの糖質制限系のダイエットに向いているとよく言われますが、野菜にも糖質が多く含まれているものも多々あります。そこで、今回はいろんな料理に使われる野菜の一つ、大根に焦点を絞って情報集め及び提示を行っていきたいと思います。大根のカロリーについて
大根はアブラナ科の野菜で非常に使い勝手がよく、煮物やサラダ、そしておでんなど幅広い活躍ができる食材の一つです。この大根は意外と種類が多く大きさなどもバラバラなので種類差が出てしまうものなのですが、ここでは食品成分表をもとにしたデータからお話を進めます。
大根のカロリーは100gあたりなんとたったの18kcalです。非常に少ないといえるでしょう。水分が多いという特徴が大きいのでしょうが、それでもここまで低カロリーなのはかなりの評価ポイントとなってきます。 仮に1本で考えると、大根1本が1kgと考えて食べられるのは90%となるので、900gとなります。つまり、9倍になるということなので162 kcalになるということです。料理にもよるでしょうが、大根は半分や1/4にして使うことが多いです。それだけ使ったとしてもここまでカロリーが抑えられるのなら使い勝手はいいでしょう。大根の糖質について
糖質について解説します。糖質の記載がない商品もありますが、実はとある計算をすることで簡単に出てくるのです。それは炭水化物量から食物繊維量を引くことです。大根の場合は炭水化物量が4.1gで食物繊維量が1.3gなので、糖質は100gあたりで2.8gといったところでしょう。こちらも非常に少ない値となります。
これがたとえ1本と考えたとしても、先ほどと同じ考え方で可食部90%とすると25.2gとなります。精米されたごはんは100gの糖質量が36.8gなので大根一本が白米100g以下になるという計算です。大根とタンパク質の関係
大根には多少のタンパク質が含まれているので食べることでそれらの栄養素の補給にはつながるでしょう。しかし、大根におけるタンパク質の作用はそれ以外のものがもっと大きな注目を浴びています。それがタンパク質分解酵素です。
タンパク質分解酵素はプロテアーゼと呼ばれておりますが、大根はその成分を含んでいることから、よく肉を主体とする料理で使われていたのです。これは食物に含まれているこの酵素によって肉が柔らかくなるからです。実際の使われ方として、しょうがや玉ねぎ、大根などはすりおろした後にお肉につけるというやり方をしている人も多いと思いますが、それはこのプロテアーゼによって肉のタンパク質が分解されて柔らかくなるということです。
この酵素が多い食べ物はタンパク質を小さく分解してくれるようになるので、肉の食べ過ぎによる胸やけや胃もたれも防いでくれます。ただし、熱に非常に弱いので大根おろしとして食べるのが基本でしょう。