ワインは糖質的に太る?
糖質が問題視される理由
ワインは「醸造酒」の一種で、ブドウに含まれる糖分をアルコールに変化させて造ったお酒です。原料に含まれる糖分がそのままお酒にも入っているため、ウイスキーや焼酎などの「蒸留酒」のように、糖質がゼロというわけにはいきません。
しかし、糖質がなぜ問題視されるのかというと、血糖値を上昇させることで「肥満ホルモン」であるインスリンを大量に分泌させるからなのです。糖質が多いお酒は、血糖値を上げるので太る原因になります。それを避ければ、お酒は飲んでも太りません。ワインの糖質は血糖値をあまり上げない
ワインに含まれている糖質は、大部分がグリセリンと有機酸です。これは血糖値をあまり上げない成分であり、それ以外の血糖値を上昇させる成分の量はごくわずかだと考えられています。したがって、辛口を選べば、赤でも白でもOKです。甘口ワインの製造過程で残る糖質量は辛口の約10倍とも言われるため、ワインを飲むときはどのようなタイプかしっかりチェックしましょう。
また、特に要注意なのが「ノンアルコールワイン」です。運転する予定がある人や、妊娠・授乳中の人には画期的な飲み物ですが、ワイン独特の風味を出すために、砂糖や果汁を使用しているものが多いのです。砂糖や果汁は糖質のかたまりです。ダイエットを考えているなら、ノンアルコールワインはジュースと同じだと思っておいた方が良いでしょう。今宵も乾杯!
糖質オフダイエットでうれしいのが、アルコールもOKなところ。糖質制限食は居酒屋メニューのようだとも言われますし、つい美味しいお酒が欲しくなるのが人情です。
ワインは、醸造酒の中でも例外的にOKなので、赤も白も楽しみましょう。仲間たちとにぎやかに酌み交わすのも良し、恋人とそっとグラスを重ねるのも良し。時には一人で、ごほうび酒を味わうのも良いでしょう。レストランやバーで飲むときは、「辛口で」とオーダーするのがポイントです。